よい子のみんな、お久しぶりー!
夏休み、楽しんでるー?
って夏休みももう半分終わっちゃったよね?←三言目には嫌なことを言う人
というわけで、昨年、夏休みが始まった頃のタイミングで自由研究のテーマになりそうなお話をさせていただきました。
今年も、夏休みシーズンということで自由研究のネタになりそうなお話をさせてもらおうと思います。
今回のお話を始める前に、前回(昨年)の自由研究の回へのリンクを貼っておきます。
もしご興味のある方はこちらも覗いてみてください。
さて、みなさんは、愛鳥さんの『利き足』を意識したことってありますか?
人には右利きの人もいれば左利きの人もいます。
右手か左手か、どちらの手の方が使いやすいかは人それぞれです。
私は鳥さんにも無意識のうちに使っている利き手(利き足)というものがあると思っています。
下にある動画を見ていただけると分かると思いますが、ヨウムの空ちゃんは右利きです。
大きめのおやつをあげたときに、空ちゃんは右足で持っておやつを食べます。
一方、ウロコインコのマメちゃんは左利きで、おやつを左足で持って食べます。
ちなみに、以前鳥の専門医さんからは、「一般的には左足を使って食べる鳥さんが多い」と聞いたことがあります。
人間とは異なり、鳥さん界では左利きが主流みたいです。
鳥さんの種類によってはおやつを食べるときに足を使わない鳥さんもいます。
うちのコザクラインコのトリちゃんはおやつを食べるときに足を添えるような仕草はしません。
オオハナインコの花ちゃんも、足を使うときもたまにありますが、基本的には足は使わずに食べます。
「そういった鳥さんは利き足という概念がないのか?」というと、そうではないと思っています。
おやつを食べる以外にも、鳥さんは無意識で利き足を使っている場面があると思います。
例えば、手からパーチに移動してもらうときや、逆にパーチから手に乗ってもらうときに、「比較的こちらの足から踏み出す」といった傾向を見つけることができるかもしれません。
他にも、熟睡するときや少し寒いと感じているときなどに片足立ちすることがあると思いますが、そのときに「大概こっちの足で片足立ちしてる」といった癖のようなものがあるかもしれません。
可愛い愛鳥さんの様子は見ているだけでも楽しく幸せな時間だと思います。
そこに研究的な視点を少し増やして、愛鳥さんの行動や性質をさらに細かく見つめるというのも、とても興味深く貴重な時間の使い方だと思います。
そして、そうやって鳥さんの行動の傾向を見つめ直すことは、鳥さんにとって心地の良いケージのレイアウトを考えるためのヒントを得る機会になるかもしれない…なんて思うんです。
「この子は右足でご飯を食べることが多いから、鳥さんから向かって右側にご飯を用意してあげた方が食べやすいよね」
「この子は左足から踏み出す傾向が強いから、移動しやすいように止まり木のレイアウトを変えてみよう」
そんな感じで、鳥さんの利き足とか、移動する際の傾向や癖を見つめ直すことで、鳥さんにとってより快適な空間を作り出せたりするんじゃないかななんて思います。
逆に、鳥さんにとって「なんだか移動しづらい…」と思わせるような止まり木のレイアウトにすることで、鳥さんに少しだけストレスを与えることができ、そこから発情の抑制に繋がることも期待できたりしないかな…なんて思ったりもします。
鳥さんごとに性格が異なるように、利き足や行動の傾向にも差があると思います。
鳥さんの行動をゆっくりじっくり観察して、鳥さんごとの性質を改めて見つめ直して、それを踏まえて理想的なケージのレイアウトを考察する。
そんな自由研究も素敵なんじゃないかなと思います。
※音声が出ますのでご注意ください