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【何かと使える】超簡単なフォレイジング(その3)

生活

今日から一週間は「フォレイジングウィーク」と題して、いろいろなフォレイジングをご紹介しようと思います。

フォレイジングウィーク初日の今回は、フォレイジングとしても有効で、かつ、鳥さんの動機付けにもとても重宝する、「キャンディ包み」を取り上げてみようと思います。

「キャンディ包み」というのは、インコさんのごほうび(ご飯、おやつ)を紙で包んだものです。
詳しい作り方は下の動画をご覧になってください。

「キャンディ包み」は、フォレイジングとしてとても有効です。
どうしたら食べられるかを考え、キャンディを足で捕まえ、皮(紙)を剥き、ようやくご飯をゲットできます。
しかも、それだけ頑張ってゲットできるご飯は、たった1粒です。

これ、野生の鳥さんが餌を食べるときととても似ています。
通常インコさんは、お皿に豊富なご飯を入れてもらって、それを好きなように食べます。
でも、野生の鳥さんは当然そうはいきませんよね。
自分でご飯を探して、邪魔なものを退かしたり必要に応じて移動したりしてご飯と思われるものと見つけて、皮をむいて、ようやく食べることができるわけです。
キャンディ包みは、野生の鳥さんのやっていることを再現させるための1つの手段なのです。

このような食べ方をすることには、大きく3つのメリットがあると思います。

1つ目は、「頭を使う」ということです。
「この紙の中にご飯があるみたいだけど…どうしたら食べられるんだろう?」とインコさんは考えます。
そして、キャンディを掴んでみたりかじってみたりします。
いろいろやった結果、ご飯を食べることができます。
努力してご飯をゲットすることで、食欲も満たされますが、それ以上に自信がつき、達成感も満たされます。

2つ目は、「身体を使う」ということです。
キャンディをかじって皮(紙)を剥くために、足で押さえたり持ったりする必要があります。
また、体勢によっては片足でバランスを保つ必要があったりもします。
単純にお皿から食べるときと比べてまったく違う筋肉を使いますし、運動量も増えます。

3つ目は、「食べるスピードが遅くなる」ということです。
人と同じで、早食いというのはいいことではありません。
ゆっくり時間をかけて食べることで満足度も上がりますし、身体への負担も減ります。

この「キャンディ包み」をインコさんが「これ楽しい!大好き!」って思ってもらえると、インコさんの動機付けのアイテムとして使えるようにもなります。
「キャンディ包み」という形態(目印)がインコさんの興味を惹きつけ、それを目当てにしてインコさんの行動をある程度コントロールできるようになるのです。

その具体的な方法については、あさって(7月5日)以降のブログでご紹介しようと思います。

まずは、騙されたと思って、この「キャンディ包み」をやってみてください。
きっとインコさんがイキイキと楽しんでくれるはずです。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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