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【インコさんの問題行動】やめてほしいことほどよくやってくれる理由

問題行動

インコさんが壁とか家具をかじるから、「ここならガジガジしてもいいよ」という場所を用意して、そこにインコさんを誘導するんだけどそこではあまり遊んでくれなくて、「そこでやるなー!」というポイントで悪さをしたがる。
そんなことありませんか?

下の動画を見ていだたいてもお分かりの通り、我が家もまったく同じです。

マメちゃんはガジガジかじる用のおもちゃを見せてもそれで遊ぶことはせず、頼んでもいないのに肩に乗ってTシャツに穴を開けてくれています。
空ちゃんはイタズラしてもよいテレビ棚を用意しているのにも関わらず、そこでは遊ばずその隣の入ってはいけない棚に入ろうとします。

「これならやってもいいよ」ということはあまりやらず、「やってほしくない」ということに限ってやりたがる。
その理由、私はうちの鳥共のこれまでの様子を見てきて、なんとなくわかったような気がしています。

それは、「やってほしくない行動をしていると飼い主さんが構ってくれる」と鳥さんが理解しているんじゃないかということです。

噛む用のおもちゃをかじっているときは、「おぉおぉ♪ おとなしく遊んでくれてるわ♪」と思ってインコさんをほっておきますよね。
我が家でも、マメちゃんがおもちゃをガジガジしているときや、空ちゃんがイタズラしていい棚に入って遊んでいるときは、チラチラ様子を見て「ふむふむ、熱心に遊んでるなぁ♪」と思うまではします。
でも、付きっきりでその様子を見ていることはしませんし、声をかけたり手を出して邪魔したりすることもしません。

一方、やってほしくないことをインコさんがしているときって、「おーーやめろーー!」って声をかけたり、その場に急行してインコさんがやっていることに注目したり、それ以上悪いことされないように手を出したりしますよね。
マメちゃんがTシャツをかじれば「おいやめろよー」って言ってマメちゃんの気が紛れるように手を出しますし、空ちゃんが入ってほしくない棚に入ろうとすれば空ちゃんをその場から退かすために手を出して抱っこしたりします。

こういった人の行動とインコさんの反応を見比べてみたとき、インコさんが楽しいって思うのは後者なんじゃないかと思うのです。
ときには一人でおもちゃを噛んだりして遊んでいるのが楽しいときもあると思います。
でも、一人でガジガジ遊んでいるより、大好きな飼い主さんと遊べた方が楽しいんだと思うのです。

飼い主さんに声をかけてほしい。
飼い主さんに注目してほしい。
飼い主さんに触ってほしい。
飼い主さんに構ってほしい。
そのためにはどうしたらいい?
…そうだ、悪いことしちゃえ♪
困ったことをすればいつもすぐに飛んできてくれるもん♪
そうすればわたしをずっと構ってくれるもん♪

そんな風にインコさんは思ってるんじゃないかな…と思うのです。

そうだとすると、インコさんがやってほしくないことをしたときに、「やめろーーー」って声をかけたり手を出すのって逆効果で、余計にそのやってほしくないことをやるようになってしまうと思うんですよね。
では、本気でその行動をやめてもらいたい場合どうすべきか。
「やめろーーー」って声をかけたり手を出して構うようなことをしないことです。
インコさんが気を引くような行動をしたところで、反応しない、急行しない、注目しない、手を出さない…ってすればいいんだと思います。

でも、ほっといたらどんどん悪いことして取り返しのつかないことになっちゃいますよね。
であれば、そもそもそういう悪さができないような工夫をするのがよいと思います。
Tシャツを噛まれて穴を開けられるのであれば、首にタオルを巻いて服を守る&タオルを噛んでもらうですとか。
イタズラしてほしくない場所があるのであれば、インコさんがそこに行けなくなる工夫をするですとか。

ただ、インコさんは利口なので、人が工夫して対策しても、「そうきたか…ならばこうしてやる!」と別の悪さを思い付いたりします。
私もうちの鳥共とそういったいたちごっこみたいなことをずーーっとやってきました(ノ∀`)。

飼い主さんの気を引こうとするインコさんと、そういう悪さをさせたくない飼い主さんの可愛い知恵比べ。
これもインコさんとの生活の1つの魅力…って思えるようになれば、あなたもよく訓練された立派なインコ飼いさんです。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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