フォレイジングウィーク、最終日の本日は、簡単にフォレイジングにもなり、また、シード食からペレット食への切り替えにも役立つ方法をご紹介します。
下の動画は、我が家のあおさにご飯をあげるときの様子です。
あおさにはご飯のお皿の中に2種類のペレットを混ぜて入れています。
メインはずっと食べて慣れているズプリームです。
そこに少しベタファームを混ぜます。
あおさにとってはベタファームは「何これ!知らない!」っていうものなので基本的には食べません。
慣れていないベタファームの存在は、あおさにとっては「邪魔者」なんです。
(ベタファーム関係者の皆様、ごめんなさい)
なので、あおさはお皿の中からズプリームだけを選んで食べます。
この「選別する」という行動がフォレイジングなのです。
この方法には、「邪魔者を誤って食べてしまってもまったく問題がない」という点でも優れています。
以前紹介した紙ストローやキャンディ包みの場合、厳密に言えば、「紙を食べてしまったらどうする?」という不安がまったくのゼロではありませんでした。
しかし、今回の方法は、お皿に入っているものは「ペレット」だけです。
食べて悪いものは一切入っていません。
また、この方法をすることで、「別の食べ物に慣れてくれる可能性がある」というメリットもあります。
動画にもあります通り、あおさは基本的にはズプリームしか食べませんが、ベタファームまで食べきってあるときもあります。
以前は絶対に手をつけませんでしたが、ずっとこのご飯のあげ方をしている中で、「あら、これ(ベタファーム)も食べれるのね」ということに気付いたんだと思います。
複数のペレットに慣れておくというのは結構重要なことです。
ペレットは海外からの輸入物がほとんどで、たまに何らかの事情でまったく輸入されてこない事態が起こったりします。
そういったときに、どんな銘柄でも食べれるように育てておくと食べ物に困りません。
また、シード食からペレット食に切り替えを考えている方も、最初はこの方法で始められるのがいいと思います。
最初はインコさんにとってペレットって「なんだこれ…」という印象だと思います。
でも毎日シードに紛れてペレットが入っていたら、「…これ、食べれるっぽい? ちょっとかじってみようか」と少しずつ興味を持ってくれるようになるはずです。
そういった方法を長期間続けて、だんだんとシード食からペレット食に切り替えるということは、それほど難しいことではないと思います。
ただ、他のペレットに慣れてもらう場合も、シード食からペレット食に切り替える場合も、気をつけたいのはインコさんの体重管理です。
新しいものに慣れてほしい気持ちが先走って、つい新しいものを多めに入れてしまったりすると、慣れてないインコさんは十分にご飯を食べることができなくなってしまいます。
そこから体力が落ちて体調を崩して…ということもあり得ます。
なので、割合としては、「9(従来のご飯):1(新しいご飯)」くらいから始められるのがよいと思います。
…と、フォレイジングの話からペレット切り替えの話に脱線してしまいました。
話を戻して。
今回ご紹介した方法も、専門的な知識も道具も不要です。
また、今回の方法は、「邪魔なもの=慣れていないペレット」なので、誤飲してしまう不安もありません。
かつ、うまくいけば好きな食べ物が増えてくれるかもしれないという可能性も含んでいます。
2種類のペレットに慣れてきた子であれば、さらにもう1種類、2種類…といろいろな種類を混ぜてあげることで難易度も調整できます。
「フォレイジングって難しそう」と思われていた方に、「あ、これなら私でもできそう」と思ってもらって、インコさんとより楽しく暮らせる日が来ることを期待しながら、フォレイジングウィークを終わろうと思います。
※音声が出ますのでご注意ください