みなさんは、愛鳥さんに「おはよう」や「おやすみ」を言うときに、ケージ越しに手を振っていたりしませんか?
この、「ケージ越しに愛鳥さんに向けて手を振る」という動作。
もしかすると、手に対する恐怖心を増やすことに繋がるかもしれない…なんて、最近思ったりしています。
というのも、私は鳥共を寝かすときにケージ越しに鳥共に手を振るのですが、そのときの鳥共の様子を見ていて「ん?」と思うことがあったんです。
私は鳥共を寝かせるとき、私はいつも鳥共にケージ越しに話しかけます。
「今日もありがとうね」
「今日もいっぱい一緒に遊べて楽しかったよ」
「今日も元気でいてくれて嬉しかったよ」
「また明日遊ぼうね」
「ゆっくり寝るんだよ」
鳥共全員にそんな声を掛けながら、ケージ越しに「また明日ね」という気持ちでバイバイと手を振るんです。
そのとき何となく、手を振られた鳥共が、手に向かってくるような仕草が見られることに気付いたんです。
うちの鳥共は、手を出せば基本的にはスッと手に乗ってくれます。
手を狙って噛みに来るようなことは基本的にはありません。
そんな手に慣れている鳥共なのに、ケージ越しに手を振ったときに、何となく手に向かってくるというか、手の動きに普段見せない反応をするような感じがあるんです。
そういった様子を見たときに、「この【手を振る】という動作は、鳥さんにとって怖いものなのかも?」と思ったんです。
よくよく考えてみると、【手を振る】という動作って…
・手が動くスピードが結構速い
・手が鳥さんの目線より高い位置で動く
・鳥さんにとってはなんのこっちゃ分からない動き
・おやつなどの良いものがもらえるわけでもない
…っていう動作なんですよね。
鳥さんからしたら…
「怖い怖い! 手が向かってくるかも!?」
「叩かれる…なんてことはないよね…?(ドキドキ)」
「え? なに? 何を要求されているの??」
「おいでおいでってしてる? これからもう一回遊ぶ?」
…と、手を振る動作に対してそんなことを思っているかもしれません。
手に乗ってもらうために手を怖がってほしくないのに、何気なくバイバイする動作が手への恐怖心を増やしてしまっているかもしれない。
「ん? 遊んでくれるの?」と寄ってきてみたものの、結局何も楽しいことが起こらなくて、「なんだよつまらないな」とガッカリさせてしまっているかもしれない。
おやすみ前に何気なくしていたバイバイが、鳥さんをそんな気持ちにすることもあるのかもなぁ…と、うちの鳥共の態度を見て思ったりしたんです。
「手に慣れてもらうためには、バイバイと手を振らない方がいい」
そんなことは書籍やネットの記事に書かれていません。
そんなことを言っている鳥の専門家さんもいません。
私の思い過ごしなだけかもしれません。
でも、ケージ越しとは言え、目の前でまあまあなスピードで振られる手に、「え?え??」と思う鳥さんも中にはいるんじゃないかと思います。
そんな考えから私は最近、鳥共におやすみを言うときにバイバイすることを意識的にやめてみました。
おやすみ前のバイバイをやめたところで、うちの鳥共の態度には大した変化は起こらないかもしれません。
でも少なくとも、手を振らないことで、ゆっくり落ち着いた気持ちで寝る態勢になってくれるんじゃないかと思っています。
愛鳥さんが人の手になかなか慣れてくれないことに悩まれていて、おはようやおやすみを言うときに無意識に手を振られている方。
一度手を振ることをやめてみると、鳥さんに何らかの変化が表れるかもしれません。
何の保証もないことですが、1つ可能性のある方法として取り入れてみてもらえればと思います。
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