突然ですが、皆さん、ちょっと手を組んでみていただきたいんです。
このブログをスマホでお読みの方は、少しお手数ですがスマホを一旦置いていただいて、手を組んでみてください。
単純に手を組むだけです。
組んだらその手をほどいて、またスマホを持って続きをお読みください。
さて、今手を組んでいただいていたと思いますが、右手と左手、どちらが上に来ていましたでしょうか?
(どちらが上だったか覚えてなかったら、何も意識せず自然にもう一度手を組んでみてください)
私の場合は、上の画像を見ていただいてお分かりの通り、自然と右手が上に来ます。
私と同じ方もいらっしゃると思いますし、反対に左手が上になる方もいらっしゃると思います。
では次に、あえて逆の手が上になるように手を組んでみてください。
スマホでお読みの方は、お手数ですが今一度スマホをお手元に置いて試してみてください。
どうですか?
手を組むときに、何となく違和感というか、気持ち悪いというか、しっくりこないというか。
そんな不思議な感覚をおぼえませんか?
たかだか、右手が上だったり左手が上だったり、たったそれだけの違いなんです。
でも、どこか不自然というか、「なんかいつもと違う」っていう感覚になりますよね。
これと同じようなことをインコさんたちも人間に対して感じているかもしれないって思うんです。
うちのマメちゃんは、「おいで」という合図で私の手に飛んできます。
しかし、飛んでくるのは基本的に右手です。
左手を見せながら「おいで」と言っても、来てくれなかったりします。
来てくれたとしても、すんなり言うことを聞く感じではないんです。
「えー? そっちに行くの??」って感じで少しためらいながら来てくれたりします。
みなさんの愛鳥さんにも…
「右手には慣れているけど、左手はなぜか怖がる」
「左手からはご飯を食べるけど、右手でおやつをあげようとすると逃げる」
…こんな感じ、あったりしませんか?
人からしたら、右手も左手も、同じ「手」です。
でも、インコさんにとっては右手と左手はまったくの別物に見えているのかもしれません。
手を組んだときに上に来るのが右手が左手かというたったそれだけの違いで、「何となく嫌…」とか「不自然だなぁ」と感じたのと同じように、インコさんも右手と左手で印象が異なるんだと思います。
「どちらの手も大丈夫♪」というインコさんはそれでいいのです。
それだけ手に慣れていたり、飼い主さんのことを信用してくれている証拠だと思います。
ただ、特に手を怖がるインコさんと接するときには、右手を近づけたときと左手を近づけたときのインコさんの態度の違いを意識するといいんじゃないかなって思います。
もしかしたら、どちらかの手は比較的平気だったり、逆に大袈裟なくらい怖がるといった差があるかもしれません。
そのときは、苦手でない手を使ってお世話するように心がけてみてください。
そうすることで、手への恐怖心を減らすことができ、手に慣れてもらったり、飼い主さんとの信頼関係が築くことに繋がるんじゃないかなって思います。
右手も左手も同じ「手」だけど、インコさんにとっては右手と左手で印象が違うことがあるのかもしれない。
インコさんと接するときにはそんなことを頭の片隅に置いておくといいんじゃないかなって思います。
※音声が出ますのでご注意ください