前回のブログの動画、皆さん楽しんで見ていただけましたでしょうか。
実際に鳥さんのお腹を触る前に、イメージトレーニングとして自分の指を使って練習するというあたり、我ながらいいアイディアだなぁ…と自画自賛しております(キリッ)。
そんな前回のブログ、もう一度見たい方やまだ見ていない方は、下のリンクから見ていただければと思います。
そんな前回のブログの動画ですが、私個人的に一箇所だけちょっとヒヤッとするところがあるんです。
それは、空ちゃんのキールスコアを測ろうとしてお腹を触っているときに、嫌がった空ちゃんが逃げようと私のパーカーのファスナーを噛もう(掴もう)とするシーンです。
「パーカー越しに噛まれるかも!」っていうヒヤヒヤ感ではないんですよ。
私の着ているパーカーのファスナーが金属製だったからです。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、鳥さんは金属をかじったり舐めたりすると「金属中毒」というものを起こすことがあります。
主に鉛、亜鉛、銅といった金属が危ないと言われています。
私も「鳥さんには金属中毒がある」ということは知っています。
金属中毒の危険性をなくすために、うちの鳥共のケージはすべてステンレス製です。
ケージ内に取り付けるおもちゃの金具も必ずステンレス製のものを選んできました。
でも、今回私は自分の着ているパーカーのファスナーの素材にまでは気が回っていませんでした。
何気なく羽織っていたパーカーにも鳥さんを金属中毒にしてしまう危険性が潜んでいるということを、前回のブログの動画を見ながら改めて気づかされたのです。
こういった経験から、「うちは大丈夫」と思いこまないことって大事だなと思いました。
「私は金属中毒というものの存在を知っているから大丈夫」
「鳥さんのいる環境には中毒を起こす金属は置いていないから大丈夫」
そう思い込んでしまうことで、金属中毒の危険性に気付きにくくなってしまうと思うんです。
「大丈夫」と思える範囲を広げるのはいいことだと思います。
ケージをステンレス製のものにするとか。
留め金などの金属部品にステンレス製のものを使っているおもちゃだけを選ぶようにするとか。
指輪やネックレスなどのアクセサリーはステンレス製のものしか身に着けないとか。
そうやって「大丈夫」な範囲を広げることで、無意識のうちに鳥さんを危ない目に遭わせてしまう可能性は低くなると思います。
でもだからと言って「もう大丈夫だ」と決めつけてしまうことは少し危ないことなのかもしれないと思うのです。
「うちは大丈夫」と思いこむのではなく、「うちは大丈夫かな?」と常日頃から疑う心を持ち続けること。
そういった意識が大事なんじゃないかなって思います。
「大丈夫かな…大丈夫かな…」と無駄に怖がる必要はないです。
頭の隅っこに「大丈夫と思いこまない」という考えを置いておくだけでも十分です。
そうすることで、ふとしたときに「あ!」という気付きが得られやすくなると思います。
ぜひ、「うちは大丈夫かな?」という意識をなくさず、日頃から小さなことに気付ける心の準備をしておいてもらえるといいんじゃないかなって思います。
※音声が出ますのでご注意ください