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【万が一のときのために】インコさんの酸素室を用意しておく

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今回は、インコさん用の酸素室のお話をしようと思います。

皆さんは、インコさん用の酸素室の用意ってされていますか?
そう言う私もまだ酸素室の用意はできていません。
でも、少し前から、「用意しておいた方がいいよなぁ」と思ったりしているんです。
幸いなことに、うちの鳥共はみんな元気です。
でも、いつ急に調子を崩してしまうか分かりません。
調子を崩してから慌てていたのでは遅い気がするんです。
みんなが元気なうちから用意だけはしておいて、万が一のときにすぐに使えるようにしておくのがいいんじゃないかって思うんです。

って、「そもそも『インコさん用の酸素室』って何?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
簡単に説明すると、インコさんの酸素室とは、酸素濃度を高めて、調子を崩してしまったインコさんの体調をサポートする設備です。
「酸素室」とか「設備」というと大げさに聞こえるかもしれません。
でも実際には、プラケースの中に酸素を送り込んであげる形で、やり方によっては持ち運びも可能です。
先ほどもお話しましたが、インコさんが元気であればお世話になることのないものです。
でも、万が一のときに酸素室の用意があると、インコさんの負担を減らすことができますし、飼い主さんとしても安心できるんじゃないかと思います。

インコさんの酸素室には大きく2つのやり方があると思っています。
1つは酸素缶スプレーを使う方法。
もう1つは酸素濃縮器を使う方法です。

1つ目の酸素缶スプレーを使う方法は、プラケースの中に酸素スプレーを噴射して、プラケース内の酸素濃度を高めてあげるやり方です。
用意すべきなのは酸素缶スプレーと酸素濃度計なので、費用的に導入しやすいと思います。
ただ、酸素濃度計を見て、必要に応じて酸素をスプレーし直してあげる必要があります。
スプレーなので、継続的に酸素の供給するということができません。
スプレーした直後は酸素濃度が高いですが、時間経過と共に酸素濃度は落ちていきます。
そのため、安定的に酸素濃度の濃い状態を作り出すことが難しいです。
お仕事などで家を空ける方にとっては少し不安の残る対応方法かなと思います。
とは言え、例えば夜に調子を崩してしまったインコさんに対して、鳥の専門病院が開く時間までサポートしてあげるといった使い方であれば、効果はあると思います。
持ち運びも可能なので、鳥の専門医さんに連れていく間も酸素濃度の濃い状態を維持して、鳥さんの状態の支援ができると思います。

もう1つの酸素濃縮器を使う方法は、酸素濃縮器という専門的な機械を使って、プラケース内の酸素濃度を高い状態に維持する方法です。
酸素濃縮器はスプレー缶とは異なり、稼働させておくことで継続的に酸素を供給し続けてくれます。
そのため、お仕事で家を空けている間も、安定して酸素濃度の高い状態を維持することができます。
一方で、それなりに重量もありますし、稼働させるためには電源が必要なため、持ち運びには不向きといったデメリットもあります。
また、スプレー缶と比べるとはるかに高額な商品です。
酸素室は普段使いするものではないので、そこまでお金をかけて用意しておくべきものかどうか、悩ましいところです。
ただ、酸素濃縮器はレンタルすることもできます。
「インコ 酸素室 レンタル」あたりで検索すると、酸素濃縮器をレンタルしてくださる業者様がいくつが見つかると思います。
レンタル業者様に連絡して機器が到着するまでのタイムラグは発生してしまいますが、必要なときに必要な分だけ料金を払って整備された機器を使うことができるというのはメリットなのかもしれません。

このブログを読んで、少しでも「インコさんの酸素室」について理解が深まってもらえたら幸いです。
そして、いざというときのための対処法を考えるきっかけにしてもらえたら嬉しく思います。

「とりあえず、酸素缶を常備しておこう」という結論でもいいです。
どんな酸素濃縮器があるのか、Amazonをチェックしてみるだけでもアリだと思います。
「ってかもう思い切って酸素濃縮器を買っちゃえ!」というのも英断だと思います。
酸素濃縮器のレンタル業者を見比べて、「レンタルするならここだな」と見極めておくだけのもいいですね。
「もっと酸素室について学ぼう!」とネットや書籍から知識を増やすということでも十分です。

愛鳥さんのもしものときのために、少しでもスムーズに対応できるように、可能な範囲で用意を進めておくのもいいのではないかと思いました。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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