BLOGブログ

BLOG

8

【『突然のご指導』にサヨナラ?】インコさんと仲良くいられる『3秒ルール』

噛み癖

みなさんには『○秒ルール』というものがありますか?
私は子供の頃、よく言っていました。

給食のパンを食べ損ねて床に落として、すぐさまサッと拾い上げ息をフーッフーッって吹きかけたり手でパンパン叩いたりしてゴミ(?)を飛ばして、何事もなかったようにパンを食べたりしてね。
そのときに友だちから、「汚ねえ!」とか言われてね。
「いやいや、3秒以内だから大丈夫」なんてドヤ顔で言ったりしてね。
でも、「いやいや、床に落ちてから口に入れるまでを3秒でやらなきゃダメだよ」とか友だちに言われてね。
「え!? 床に落ちてから拾うまでが3秒以内ならセーフじゃないの??」とか言ったりね。
ってか、そもそも何秒だろうが落ちた時点で拾って食べるもんじゃないよね。

それとか、ビックリマンチョコを食べようとして床に落としてしまったこともありました。
「あ、落ちちゃったー」と暢気に言っている私に、「あ! 早く拾いなよ! 3秒ルール!」と友だちが言いながら拾ってくれました。
そんな友だちに私は言いました。
「あ、別にシールが欲しいだけだから、チョコは要らないよ」
そう言っていたことをちゃんと親に聞かれていた私は、夕飯のときに親から叱られるのでした。
みんな、食べ物は粗末にしたらダメだよ!(教訓)

…と、まぁ、3秒ルールにまつわる私の思い出話はこれくらいにして。
こんな感じでみなさんのまわりにも『○秒ルール』というものがあるんじゃないかと思います。

で、今回お話したいのは、鳥さんにも『○秒ルール』を意識するといいんじゃないかということです。

鳥さんをカキカキしているときに、それまで気持ちよさそうにカキカキされていたのに、急にガブッと手を噛まれたりしたことってありませんか?
多分、多くの方がそういった経験をされているんじゃないかと思います。

そういうとき、鳥さんの中でどういった心理になっているかと言うと…
「長ぇよ!」
「しつこいわ!」
「ちょっと待てや!」
…きっとこんなかんじなんじゃないかなって思うんです。

飼い主側としては、「気持ちよさそうにしてるから、いっぱいやってあげた方が嬉しいよね」と思いがちです。
でも、多分鳥さんには鳥さんのペースがあるんだと思うんです。
そのペースに合わない形でカキカキされても、ありがた迷惑な感じになっちゃうんじゃないかと思うんです。

わんこそばもそうですよね。
自分のいいペース、いい量でおかわりを入れてくれる分にはとても美味しく幸せに感じられると思うんです。
でも、「はい!」「どうぞ!」「次っ!」って自分のペースを超えておかわりをどんどん入れられたら…
「多いよ!」
「もうええわ!」
「ちょっと待てや!」
…ってなりますよね。

鳥さんのカキカキやナデナデもそれと同じような気がするんです。

では、鳥さんが「もうええわ!」ってならないようにするためにはどうしたらいいか。
そこで私が思うのが『○秒ルール』です。

ずっとカキカキナデナデするから鳥さんが気持ちいいと思っていられる限度を超えてしまうんです。
それならば、その限度を超える前に一度やめればいいと思うんです。

例えば、カキカキし始めてから3秒経ったところで一旦やめます。
そして、鳥さんの様子を見ます。
鳥さんが「もっとやってよ」とか「あれ?終わっちゃったの?」といった仕草をするようであれば、再度カキカキをします。
鳥さんが他のことに興味がありそうだったり、自分で羽繕いをし始めたりしたら、そこでカキカキはやめます。

このように、カキカキし始めてからの『3秒ルール』を意識することで、それまで気持ちよさそうにカキカキされていたのに急にガブッ!と『ご指導』を受けるケースは減るんじゃないかなと思います。

3秒じゃ短いようであれば、5秒とかでもいいです。
5秒でも少ないようであれば10秒でもいいです。
逆に3秒で長ければ2秒でも1秒でもいいです。
大事なのは、「噛まれる機会を減らす」ということです。

鳥さんは「噛むことで気に入らないことが解消された」という経験すると、その後気に入らないことがあったときにそれを解消するために噛んでやろうと思うようになるかもしれません。
それが定着していくと結果的に「噛み癖」というものになっていくわけです。
そういった悪い癖、悪い振る舞いを作らないために、噛まれる機会を減らすということが大事だと思っています。

ぜひ、みなさんの鳥さんの『○秒ルール』を見つけてみてください。
鳥さんとのいい感じの距離感を保つことに繋がって、仲良し度がアップするんじゃないかな…って思います。

※音声が出ますのでご注意ください。

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

RELATED

関連記事

PAGE TOP