オオハナインコの花ちゃんですが、いまだに手への威嚇は変わりません。
威嚇だけでなく、手を出すとちゃんと噛まれます(ノ∀`)
しかし、全然手に乗らないのかというと、そういうわけでもありません。
スッと何のためらいもなく私の腕に乗ってきてくれたりします。
「この違いって何なんだろう?」
そう考えていたときに、1つ気づいたことがありました。
それは、「手を出すと噛まれる」けど、「腕を出すと比較的素直に乗ってくれる」ということです。
私は、うちの鳥共にしているのと同じ感じで、花ちゃんに「乗って?」と普通に手を出していました。
でも、花ちゃんはきっと、「手」が苦手なんです。
だから、手に乗るのはかなり抵抗があって、手が迫ってくると「嫌だ!」って思って反抗して噛む行動に出ちゃうんだと思うんです。
一方、「腕」はそれほど抵抗感がないんでしょうね。
だから、手と比べてスッと乗ってきてくれることが多いんだと思います。
では、いつでも腕に乗るか?…というと、そういうわけでもないんですよね(ノ∀`)。
先日も、「手じゃなくて腕なら乗ってくれるし」と思って腕を出したところ、服の上からガブッと噛まれました。
ここでもまた考えました。
「この違いって何だろう?」と。
噛まれたときのシチュエーションとしてはご飯前でした。
「ご飯をあげるから腕に乗ってごらん♪」なんて言いながら腕を出したらガブッとやられたんです。
逆に、スッとすんなり腕に乗ってきてくれたときは、ご飯を食べ終わって外で遊びたそうにしていたときのことでした。
そこから考えると、花ちゃんは「腕に乗るとかどうでもいいから、ご飯をよこせ!」っていう気持ちだったのかもしれません。
私はそういう花ちゃんの気持ちを考えず、「ご飯食べたさに腕に乗ってきてくれるんじゃない?」と安易に考えていたんだと思います。
花ちゃんからしたら、「お前、ふざけんじゃねえぞ?」だったんでしょうけど(ノ∀`)
このように、花ちゃんは相変わらずすんなりと乗ってきてくれませんし、何なら余裕で噛んでくる態度のままでいます。
そういった行動は好ましいことでありません。
でも、こういった問題があるからこそ、「この子は今どういう気持ちでいるんだろう?」と見つめなおすことができるんじゃないかと思うんです。
「噛んでくる」「腕に乗ってくれない」ということをネガティブな結果として捉えるのではなく、「なぜそういう行動をするんだろう」と鳥さんの気持ちを考えるポジティブな機会として捉える。
そういった考え方の転換が、問題行動を繰り返す鳥さんに焦らず寄り添うことに繋がるんじゃないかと思います。
「そういうことしちゃダメでしょ!」って叱ったところで鳥さんは理解しないと私は考えています。
というのも、鳥さんは「主従関係」でしつけができるわけではないと思っているからです。
鳥さんはあくまでも「信頼関係」を築くことで「わきまえてくれるようになる」と思っています。
そのためにはやはり、お互いに歩み寄ることが大事なんだと思うのです。
鳥さんが問題行動を起こしたときに、
「なんでそういうことするんだろう?」
「何か気に入らないことがあるのかな?」
「もっと目いっぱい遊びたいんじゃないかな?」
「こういう触り方は嫌いなのかな?」
といった感じで、鳥さんの気持ちを考えてあげる。
「ダメでしょ!」と叱るのではなく、鳥さんの気持ちに寄り添う。
気持ちに寄り添うことで、お互いに歩み寄れる。
そうやって信頼関係が築かれていくんじゃないかなって思います。
もし、皆さんの鳥さんが何か問題行動をしたときは、「やめてよ!」と嘆くのではなく、「これは鳥さんの気持ちを考えるチャンス!」と、ぜひポジティブに捉えてみてください。
きっと鳥さんとの関係がいい方向に変えられるんじゃないかなと思います。
※音声が出ますのでご注意ください