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【名言キタ!?】「いい子だからトレーニングするんじゃない、トレーニングするからいい子になるんだ」

生活

先日、友人からこんなことを聞かれたんです。
「羊さんのところの鳥さんってみんな芸をしたりするでしょ。それってそういう素質がある子たちだからできるの?」
私は答えました。
「そんなことないよ。っていうか、むしろ、『この子は人の言うこと聞かないし、トレーニングには不向きそう』っていう鳥さんほどトレーニングをすべきだし、トレーニングをすると変わるんだよ」

私がなぜそう言い切れるかというと、トレーニングをすることで人との関係性が構築されて、その結果、人の言うことを聞くようになると思っているからです。

「人の言うことを聞かない鳥さん」ってどういう鳥さんでしょうか?
私は、人の言うことを聞くことでいいことが起こるっていうことを知らない鳥さんだったり、人と一緒にいることに楽しさを見いだせない鳥さんだったり、人との関係性が構築できていない鳥さんだと思います。

トレーニングは、人が何か言葉(コマンド)を言って、それに対して鳥さんが決まった行動をすると、ごほうびがもらえるという、いわば「遊び」です。
遊びを通して、「あれ、この人が言った後にこうするとごほうびがもらえるぞ♪」と理解してもらうと、鳥さんはその遊びが楽しくなります。
楽しい遊びが持つ良いイメージは、その遊びをしてくれる人のイメージに重なり、「この人と一緒にいると楽しい♪」という理解になっていきます。
そして、いつも楽しく遊んでくれる飼い主さんのことを大好きになっていきます。
大好きな人のことはよく注目するようになるし、何を言ったのか聞き逃すまいという気持ちになります。
どうしたら楽しいことが起こるのかと考えるようにもなります。
それって言い換えれば、鳥さんが「この人はわたしに何をしてほしんだろう?」と飼い主さんの気持ちを知ろうするということです。
鳥さんは飼い主さんの気持ちを知ろうとし、飼い主さんは鳥さんの気持ちを知ろうとする。
つまり、楽しくトレーニングすることはお互いにお互いを思いやることに繋がるのです。

鳥さんの生まれ持った素質や性格によって、トレーニングの飲み込みスピードには差があるかもしれません。
でもだからといって、どんな鳥さんに対してでもトレーニングする時間がまったくの無駄になるということは絶対にありません。
時間がかかったとしても、必ず飼い主さんとの関係性は構築されます。

勉強だって、筋トレだってそうです。
「どうせ無理だし」と思って何もしなければ、いつまで経ってもゴールにはたどり着けません。
でも、毎日ほんの1mmでも進めば、わずかずつとは言え着実にゴールは近づいてきます。

トレーニングと身構える必要はありません。
本腰を入れなくても全然かまいません。
5分でも、3分でも、1分でもいいから、遊び半分でトレーニングしながら鳥さんと向き合う時間を持ってみてください。
きっと鳥さんに何らかの良い変化があると思います。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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