来月の10日(日)に、神奈川県は藤沢市にて、
「とりっぷ」というイベントが開催されます。
「とりっぷ」は、小鳥をモチーフにしたグッズ販売だけでなく、
ショップやブリーダーによる小鳥(生体)の展示販売や、
専門家から学べる相談ブースもある、
小鳥の魅力を総合的に楽しめるイベントです。
「とりっぷ」公式サイトへのリンクを貼っておきます。
ご興味ある方はぜひご覧になってみてください。
「とりっぷ」公式サイト → https://torippu.jp
私も「とりずきゃんぷ」として参加します。
ブースではブログで公開している動画を放映したりします。
ご都合がよければ遊びにいらしてください。
その「とりっぷ」には、
これから初めて鳥さんをお迎えされる方も来場されると思います。
そこで、今回からとりっぷ開催までは、
これから鳥さんをお迎えする方に向けたお話をさせてもらおうと思います。
現在すでに鳥さんと一緒に暮らしている方にとっても
気付きのあるお話をしようと思っています。
現在鳥さんと暮している・暮らしていないに関わらず、
読んでいただけたらと思います。
鳥さんって、本当に可愛いですよね。
私もペットショップを見かけると、つい鳥さんのコーナーに行って、
ニヤニヤしながら眺めてみたり、鳥さんに話しかけてみたりしちゃいます。
(一般的にはヤバい人かもしれませんが、鳥好きさんなら理解してくれるはず)
ここで1つ、これから鳥さんをお迎えしようと思っている方に質問があります。
鳥さんを見て思う「可愛いからお迎えしたい」という気持ちの先に、
どういった光景を思い浮かべていますか?
鳥さんにカキカキやナデナデ、ニギコロといったスキンシップをしているシーン。
手に乗ってくれた鳥さんに向かって「今日こんなことがあったんだ」と語り掛けているシーン。
テレビを見ているあなたの肩で鳥さんが羽繕いをして、ふたりしてのんびりしているシーン。
「おはよう」と声をかけると、鳥さんも「おはよう」とあいさつを返してくれるシーン。
お出かけ用のキャリーに入ってもらって、一緒にドライブを楽しむシーン。
いろいろなイメージを思い描いていると思います。
でも実際には、そういった理想とするシーンが叶うとは限りません。
というのも、鳥さんは「思い通りにならない生き物」なんです。
鳥さんはとても神経質で臆病な生き物です。
人間には「なんてことない」と思うことでも、
鳥さんには「めちゃくちゃ怖い」と感じることがたくさんあります。
そういった「怖さ」を取り除いてあげるためには、
鳥さんと飼い主さんとの間で信頼関係を築く必要があります。
ただ、信頼関係を作るためには長い時間がかかります。
おやつで釣るだけでは信頼関係は生まれません。
「この人は大丈夫」「この人は信じられる」
長い時間をかけて鳥さんにそう思ってもらうことで、
徐々に信頼関係が生まれていきます。
最初から鳥さんが心を開いてくれるのは本当に稀(まれ)なケースです。
そうやってなんとか信頼関係を築いても、
鳥さんは、「私はこうしたい!」という自分の気持ちに素直に生きています。
鳥さんの気持ちが優先されるので、言うことを聞いてくれないことがよくあります。
それでも無理やりこちらの要求を通そうとすると、
反抗して噛んでくることもあります。
だから、鳥さんをお迎えしても、
手を怖がって乗ってくれない。
人が苦手で飛んで逃げ回る。
スキンシップを取ることができない。
全然言うことを聞いてくれない。
噛んで反抗してくるので手が出せない。
そんな思い通りにならない毎日が続く可能性は十分あります。
これは特別なことではなく、
多くの鳥さんに見られる”普通の反応”です。
こういった話を聞いて、「え? そうなの?」とネガティブな印象を持たれた方は、
今一度鳥さんをお迎えすることを考え直してほしいんです。
淡い期待だけに頼って鳥さんをお迎えしても、
人にとっても鳥さんにとっても苦しい生活を送ることになってしまうと思います。
そういった思い通りにならない生活にも覚悟が持てて、
・手を出すたびに逃げられる日が続いても、距離を取って見守れるか
・噛まれても「怖い」と突き放さずに向き合えるか
・思い描いていたスキンシップが、ずっとできない可能性を受け入れられるか
こういったことが何ヶ月、何年と続いたとして、
「それでも大丈夫」と思えるかどうか。
「この子がどんな鳥さんであっても、
最後まで責任を持って向き合い続ける」
それができるかどうか。
これが鳥さんのお迎えを決断するひとつの目安になると思います。
先ほどもお話した通り、鳥さんとの生活は簡単にはいきません。
言うことを聞いてくれないこともあれば
噛まれて痛い思いをすることもあると思います。
ただ、いつまでもずっとそのままなのかというと、そうではありません。
信頼関係を築くことで、
鳥さんとの距離が縮まっていると感じられる瞬間がきます。
「昨日までは逃げていたのに、今日は少しだけ近くにいてくれた」
「怖がっていた手に、自分から近づいてきてくれた」
そんな風に、「できなかったこと」が徐々に「できるようになる」んです。
そういった小さな変化を積み重ねていく中でいつか、
「この子とはもう分かり合えている」と感じられるようになります。
その瞬間の喜びは、
最初から懐いてくれる関係では、なかなか味わえないものだと思います。
このブログを読んでくださっている鳥さんを愛する方たちも、
思い通りにならない鳥さんとの時間を積み重ねて、
徐々に鳥さんとよい関係性を築いて、
今は楽しく幸せな毎日を過ごしています。
私もコザクラインコのトリちゃんをお迎えして、
どうしたら上手に付き合えるのかといろいろと考え、
トリちゃんとの関係性がよくなっていく間に、
気が付けば思いっきり鳥沼にハマっていました。
思い通りにならない鳥さんのペースに合わせて、
自分の「こうしたい」という気持ちよりも、
鳥さんの様子や気持ちを優先できる方にとっては、
鳥さんとの暮らしはきっとかけがえのないものになると思います。
だからこそ、今回のブログをひとつのきっかけとして、
ご自身が鳥さんとの生活に向いているかどうか、
理想だけでなく現実も踏まえたうえで、じっくり考えてみてください。
もしよかったら、今回のブログを読んでの感想をお寄せください。
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