早いもので今年も4月に入り、だんだん暖かい季節が近づいてきています。
そんな過ごしやすい季節になると、「鳥さんを連れてお散歩に行きたい」という気持ちが湧きあがってきますよね。
実際、鳥さんにハーネスを着けてもらって一緒にお散歩するのは楽しいものです。
ただ、鳥さんとのお散歩には、どうしても鳥さんをロストしてしまうのではないかという心配がつきまといます。
そんな中、先日私の鳥友さんが愛鳥さんとのお散歩を楽しまれていました。
そのときにその方が取り入れている方法が、鳥さんのロスト対策として有効だと思いました。
今回はその方法をご紹介させてもらおうと思います。
その方法とは、「鳥さんのハーネスにスマートタグを着ける」というものです。
スマートタグを着けることで、万が一鳥さんが逃げてしまったときに、鳥さんの居場所を把握する手助けになるのです。
鳥さんをロストしたときに一番困るのは、鳥さんがどこに行ってしまったのか見当がつかないことです。
鳥さんの居場所が分からないために、鳥さんがいないエリアを無駄に探してしまうこともあり得ます。
それは探す人を余計に疲れさせてしまいます。
また、見当違いのエリアを探している間にもどんどんと時間は経過してしまいます。
その間に鳥さんがさらに移動してしまう可能性があり、鳥さんの発見がより一層難しいものになってしまいます。
そうした中で、スマートタグを着けておくことで、鳥さんの居場所のヒントをもらうことができます。
「ここよりも北の方角にいる」
「このへんのエリアにいそう」
そういった手がかりとなる情報があることで、鳥さんを探す効率がぐんと上がります。
お散歩のときにスマートタグを着けておくことで、鳥さんが逃げてしまうという予期しない事態が起きたときに大きな力を貸してもらえると思います。
ただ、当然のことながら、このスマートタグを着けているからといって「鳥さんが逃げてしまっても平気」というわけでは決してありません。
スマートタグはスマホやカーナビに搭載されているGPS技術とは異なります。
GPSは自力で「今ここにいるよ」と発信できますが、スマートタグは近くにあるスマートフォンの力を借りて「今ここにいるよ」という情報を送信します。
つまり、近くにスマートフォンがないような環境だと、鳥さんの場所の把握が難しくなる可能性があるのです。
位置情報の精度もGPSに劣る場合があります。
「それなら、ちゃんとしたGPSを着けていれば鳥さんが逃げてしまっても大丈夫か?」というとそれも違います。
鳥さんのロストで怖いのは、保護するまでの間にカラスや鷹、猫といった野生の生き物に襲われてしまうことです。
スマートタグを着けていてもGPSを着けていてもそれを防ぐことはできません。
一時でも鳥さんを逃がしてしまうことは、鳥さんを命の危険に晒してしまうことなのです。
鳥さんとのお散歩で最も大事なのは、「鳥さんをロストさせない」ということです。
以前のブログ(2024年9月30日の回)でもお話していますが、何事にも過信せず常に気を張っておくということが本当に重要なことだと思います。
そう考えると、スマートタグを着けるという方法も完璧な解決策というわけではありません。
でも、スマートタグは万が一鳥さんが逃げてしまったときの1つの大きな救いになるのは確かだと思います。
サイズも小さく軽いので、ハーネスに着けておいてもそこまで鳥さんの負担にならないと思います。
値段も安価なので導入もしやすい点も魅力です。
鳥さんとお散歩するときに御守り代わりとして着けておくというのも、1つの方法としてアリなんじゃないかと思います。
※音声が出ますのでご注意ください