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【体重管理の落とし穴?】数字にとらわれすぎない

健康チェック

先日、鳥の専門医さんでちょっとビックリしたことがありました。

うちの鳥共を診てもらったところ、「体重は変わっていないのに体格は前回に比べて痩せている」ということが分かったのです。

これまでにブログでも紹介してきましたが、うちでは毎朝と毎夕に鳥共の体重をチェックしてきました。
頻繁に体重をチェックすることで、鳥共の体調管理をしてきたつもりでした。

「体重が変わらないということは、体格にも変化がないだろう」
「体格に変化がなければ、鳥共の体調にも大きな変化はないだろう」
そう考えていました。

しかし、実際にはそうではなかったのです。

体重は変わらないまま体型が変わる。
そんなことが実際にあったのです。

よくよく考えれば、自分でもブログで言ってきたことでした。

・「この鳥種はだいたい50~53gが適正体重だ」と決めつけるのはよくない
・個体ごとの体格、骨格によって、適正体重は変わる
・だから、ネットや書籍に書かれている数字に惑わされることなく、「その子」を見てあげてほしい
・その子の体格や骨格を見て、この肉付きで良いのか悪いのかを判断すべきだ

「数字」に惑わされてはいけないと頭では分かっているつもりでした。
でも毎日のお世話を繰り返していく中で、いつの間にか「体重という数字を気にしていればよい」という行動になってしまっていました。

大事なのは、「その鳥さんがどういう状態かをちゃんと見ること」です。

体重を測ることがダメだと言うつもりはないんです。
定期的に体重を測ることで、小さな変化に早めに気付けるかもしれません。
ライフログ的な情報は、あとになって見返すときに大きな価値を生むと思っています。

ただ、今回の体験から、体重を見ているだけでは本当にその鳥さんを見たことにはならないんじゃないかと思ったのです。

「体重を測っているから大丈夫」、「この体重をキープしているから大丈夫」といった考えではなく、実際の鳥さんを見て「身体の状態はどうか」「これまでと変わりはないか」という視点で鳥さんをチェックしてあげることが、本当にその鳥さんを見ることになるんじゃないかと思います。

素人の一人の鳥飼いが鳥さんの身体の状態を正しく把握するのは難しいかもしれません。
でも、「数字にとらわれすぎない」という考えを頭の片隅でもいいので持っておくことが大事なんじゃないかなって思います。

数字にとらわれすぎないこと。
数字に惑わされないこと。
「体重が変わっていないから大丈夫」という考えではなく、実際の鳥さんにちゃんと向き合うように心がけること。
そうすることで、より良いお世話をすることができるようになるんじゃないかと思います。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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