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【インコさんと仲良くなるために】約束を守る

生活

うちの鳥共と遊んでいるときの様子です。

空ちゃんがマメちゃんのケージ伝いにどこかに行こうとしています。
トリちゃんが箱を壊して遊んでいるので、自分も同じようにイタズラをしたいようです。
トリちゃんとケンカになってほしくないので、私は「空ちゃん、おいで」と言って空ちゃんをこの場から遠ざけようとしました。
が、空ちゃんはどうにも遊びたいのかその場から退こうとしません。
そこで、デーツの入ったタッパーを見せて、「これあげるからおいで」と空ちゃんを誘ってみました。
すると、空ちゃんは納得したようで、すんなり足を出して手に乗ってきてくれました。

このように、こちらが何かを提案してそれに鳥さんが応じてくれたとき、私はその提案を必ず行うようにしています。
今回のケースで言えば、「来てくれたからデーツをあげる」という約束を守るといった感じです。

こういった「鳥さんとの約束を守る」ということは、鳥さんとの関係性を築くためにとても大事なことだと考えています。
「約束を守る」ことで鳥さんからの信頼感が高まり、その後も飼い主さんの言うことを聞いてくれる可能性がアップするからです。

このように「約束を守る」ということは、以前私が犬君のトレーニングをしていたときにもとても意識していたことです。
例えば、犬君とボール投げで遊んでるシーンを思い浮かべてください。
たまに、「投げるよ」と声をかけて、犬君も「投げてもらえる」と期待している中で、「ハイッ!」と言って投げるフリをする方がいますよね。
それって人からすると、騙されちゃう犬君の様子が可愛くておもしろかったりするかもしれません。
でも犬君のトレーニングをしてきた私からすると、あまりオススメできないことなんです。
というのも、犬君が「この人は『投げるよ』と言っておきながら投げないことがある」と学習してしまう可能性があるからです。
そのように学習してしまうと、「投げるよ」と言っても「そう言ったって投げないときがあるじゃん」「そんな嘘に騙されてはしゃぐのってバカみたいだもん」と思うようになり、最悪ボール投げで遊ばなくなってしまいます。
なので、「投げるよ」と言ったら必ず「投げてあげる」こと、つまり、「約束を守ること」が大事なのです。

これは、犬君に限ったことではなく、鳥さんに対しても同じことが言えます。
というか、犬君より鳥さんの方がこの「約束を守る」ということは重要かもしれません。
犬君は飼い主さんと「主従関係」「上下関係」で結ばれる傾向が強いので、「信頼関係」が多少薄れても「主従関係」などで補える可能性があります。
しかし、鳥さんと飼い主さんは「信頼関係」で結ばれる傾向が強いです。
これは、「信頼関係が崩れたらもう終わり」ということを意味しています。
なので、約束は必ず守ることが大事だと思っています。
1つ1つ約束を守り信頼関係を少しずつ積み上げていくことが、鳥さんと仲良くなるためにとても有効なことなんじゃないかなと思います。

「約束を守る」というシーンは、ただ放鳥しているだけでも発生するかもしれませんが、簡単でもいいのでトレーニングをしたり、「これやったらごほうびあげるよ」といった遊びをすることで増やすことができると思います。
そういった機会が増えることで、鳥さんからの信頼感を得る回数も増えます。
信頼感を得る回数が増えれば、それだけ信頼関係が築かれるスピードも密度も高まります。

鳥さんとの約束はぜひ守るように意識してみてください。
きっと鳥さんとの信頼関係が築かれ、仲良くなれると思います。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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