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【愛鳥さんを守るためのルール】ペットショップから帰ってきたら

生活

私には行きつけのペットショップがあって、毎週末のようにそこのお店に行きます。
このお店には生体の鳥さんもいて、その子たちにケージ越しに声をかけたりカキカキしたりするのがとても楽しいです。
「お迎えしたい!」って思う子はたくさんいるのですが、なかなかそう簡単にお迎えするわけにもいかないので、「いい人にもらってもらうんだよ」と声をかけながら、お店にいる間限定で可愛がらせてもらっています。

さて、今回の本題はここからです。
ペットショップから帰ってきたときに、私は「手の洗浄」と「身と服の消毒」をするようにしています。
悪性のウイルスをうちの鳥共にうつさないようにするためです。

鳥さんには、鳥さん同士でうつるウイルス性の感染症があります。
具体的にはBFD、PBFD、ボルナウイルス、マクロラブダス(メガバクテリア)…などなどです。
人と鳥さんに共通してうつるオウム病(クラミジア)なんていうものもあります。

犬君や猫ちゃんの医療環境は比較的発達しています。
例えば子犬の場合、生後半年くらいまでの間に合計で3回ワクチンを打つことがごく一般的になっています。
子犬のときに限らず、蚊が飛ぶ時期の間はフィラリアの薬を投与しますし、狂犬病のワクチンに至っては毎年1回打つことが法律で決まっています。

一方、鳥さんの医療環境はかなり発展途上な状態です。
先ほどお話したウイルス性感染症ですが、これらに対抗するワクチンや特効薬は今のところ存在しません。

ワクチンも特効薬もない現状において、ウイルス性の感染症から鳥さんを守るためには、「鳥さんにうつさない」という防御策を取るしかないんです。
そのために私はペットショップから帰ってきたら、すぐに手洗いと消毒をしているのです。

ペットショップの鳥さんは、多くの鳥さんと一緒に長い時間を過ごします。
その鳥さんの中に、1羽でも感染している鳥さんがいたとしたら、最悪の場合、そのお店にいる鳥さん全員が感染する可能性だってあります。
不特定多数の鳥さんと一緒に過ごすペットショップの鳥さんは、感染症にかかってしまう確率が高いんじゃないかと思います。

加えて恐ろしいのは、鳥さんのウイルス感染症は、発症までに何年もかかったりすることです。
ペットショップで元気そうに見えていた鳥さんが、発症はしていないものの実は保菌者(キャリアー)だったということは十分にあり得ることです。
「病的な感じがなく元気そうだから、その鳥さんからウイルスをもらってしまうはずがない」なんてことは言い切れないのです。

そうやって考えると、ペットショップで鳥さんと触れ合ったままの手で自分の愛鳥さんを愛でることがいかに危険であるかがお分かりになるんじゃないかと思います。

個人的には、ペットショップやブリーダーさんが、一羽一羽、ウイルス感染症の検査をした上で販売してくれるようになってくれるといいなって思っています。
でも、なかなかそうもいかないんですよね。
検査代はそこそこします(1つの検査に約1万円ほど)。
たくさんの鳥さんを売りたい大型のペットショップからしたら、全鳥分の検査代は相当な痛手だと思います。
とは言え、大切な命ですし、お迎えした鳥さんが早々に命を落としてしまうことは誰にとっても不幸でしかありません。
そんな最悪の展開、鳥さんの命を扱う者として、いい気分でいられるはずがないと思います。

そういった未来のために、鳥さんの医療がもっと発展することを私は願っています。
感染症に対するワクチンや特効薬が開発されること、それらが一般に手に入りやすく流通すること、感染症の検査がもっと気軽に安価でできるようになること。
こういったことが実現すれば、ペットショップの対応もかなり変わるんだと思うんです。

ですが、残念なことに、鳥さんの医療はまだまだ研究段階です。
そんな現在において、鳥さんを愛する私たちができることは、「うつさない」ということです。
鳥さんと触れ合う前にはちゃんと消毒をして、自分の愛鳥さんはもちろん、他の鳥さんにも病気を「うつさない」こと。
これを徹底するしかないです。

ちなみに、下の動画で私が全身に吹き付けているものは「ハセッパー水」という商品です。
内容物としては次亜塩素酸水です。

鳥さんの感染症ウイルスに対して効果があります。
でも服などについても殺菌したところですぐに水になるので、服が変色してしまうといったことはありません。
鳥さんに対しても安全なので、ケージの殺菌などにも使えます。
ネット通販(楽天内の「CAP!」さん)で買えますので、ご興味のある方は以下のリンク先で「ハセッパー水」で検索してみてください。

CAP!さんへのリンクはこちら → CAP!

~2024年5月27日 追記~
鳥さんを愛する方に、気兼ねなく除菌水をバシャバシャ使ってもらいたい。
そして、愛鳥さんと末永く楽しく健康に過ごしてもらいたい。
そんな気持ちから、2023年10月より【鳥和屋】を立ち上げ、次亜塩素酸水の販売を開始しました。
全国3000か所以上の施設で導入されている実績のある除菌水です。
希釈不要でそのまま使用でき、しっかりとした除菌力を持ちつつ、鳥さんをはじめとする生き物にも安全なものです。
もしよかったら【鳥和屋の除菌水】も使ってみてください。

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※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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