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【インコさんの社会化】僕が屋内鳥オフ会を開催する理由

生活

「Events」のページでも書かせてもらっている通り、私は2か月に一度のペースで「屋内鳥オフ会」というものを開催しています。

「屋内鳥オフ会」を開くようになったのにはいろいろな理由と想いがあるのですが、中でも一番の大きな理由は「鳥さんにいろいろな経験をしてもらいたい」という想いから来ています。

鳥さんって、基本的に家から出ない生き物なんですよね。
鳥さんをキャリーに入れてお散歩を楽しまれている熱心な飼い主さんも中にはいらっしゃいますが、大部分の方の場合、鳥さんを外に連れ出すのは鳥さんの病院に行くときや日向ぼっこのためにベランダに出すくらいなんじゃないでしょうか。

家からあまり出ないとなると、どうしても鳥さんが経験する物事の幅が狭まってしまうと思うのです。
毎日過ごしている慣れ親しんだいつもの環境で、何年も一緒に暮らしているいつものメンバーに囲まれての生活。
それが悪いというわけではありません。
安心できる環境や、信頼できるパートナー(飼い主さん)の存在は、鳥さんの心身の健康にとってとても大事な要素だと思います。
ただ、いろいろな経験を積むということも、鳥さんにとっては大事なことなんじゃないかと思うのです。

それこそ、キャリーに入れて車に乗せて鳥さんの病院に行くときは、鳥さんにとっては初めて見る景色の連続だと思います。
そして、病院に着いたら全然知らない人(先生)が自分の身体をベタベタ触ってくるわけです。
いつもの環境でもなく、いつものメンバーでもない、鳥さんにとったらとてもストレスの高い状況だと思います。

また例えば、数日家を空けなければいけなかったり、地震や台風などで被災して避難しなきゃいけないときなどは、鳥さんはいつもとは違う環境でいつもと違う人に囲まれて過ごさざるを得ません。
そういうときも、経験の幅の少ない鳥さんにとっては不慣れな状況になるので、感じるストレスはかなり大きいものになると思います。

そういったストレスを減らすためには、冒頭で私が言っている「いろいろな経験をすること」が大事だと思うのです。

飼い主さん以外の人とも一緒に遊ぶ経験を通して、「飼い主に限らず、人って怖くないんだ」という理解に繋げることができると思います。
また、普段自分の住んでいる環境以外の場所にちょくちょく行くことで、「いつもの場所でなくても楽しいね♪」と思ってもらえて、環境が変わることへの免疫が付くんじゃないかと思うのです。

いろいろな経験を積むことで、環境の変化に対応でき、堂々と落ち着いていられる鳥さんになれる、と私は思っています。
それは鳥さんにとって感じるストレスの量を減らすことができて幸せなことだと思いますし、飼い主さんにとっても鳥さんが必要以上に緊張し続けることを防げるという意味でとても幸せなことなんじゃないかと思います。
万が一、自分の愛鳥さんを他の方に預けることになっても、「うちの子はどんな環境でも慣れているから大丈夫♪」という安心感につながると思います。

鳥さんも飼い主さんも幸せになれる方法の1つとして、「屋内鳥オフ会」を利用してほしい。
「屋内鳥オフ会」で少しでも幸せな鳥さんと飼い主さんを増やしたい。
そんな想いでこれからも定期的に開催していこうと思っています。
ご興味のある方は、本サイトの「Contact」からでも構いませんし、InstagramやTwitterのDMからでも構いませんので、お気軽にご連絡いただければと思います。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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