以前、トイレトレーニング初級編ということで、ケージから出てきた直後に必ずトイレをするコザクラインコのトリちゃんの癖を利用してトイレを覚えてもらうというお話をしました。
今回は、「ケージから出てきた直後」に限らず、「そろそろトイレするよね」といったなんとなくのタイミングや、「トイレする前のサイン」を見抜いて、それを利用してトイレトレーニングを進めるお話です。
トリちゃんのトイレトレーニング初級編の記事へのリンクも貼っておきます。
もし興味があったら読んでみてください。
インコさんと長く一緒に暮らしていると、「そろそろトイレするよね」といったタイミングがなんとなく分かってくると思います。
また、トイレする前の仕草というか予兆というかサインのようなものもなんとなく分かってくるんじゃないかと思います。
そういったタイミングやサインを察知したときに、トイレをしてもよい場所にインコさんを連れて行ってトイレをしてもらいます。
そのときに、「トイレ」や「うんこ」、「うんこっぴ」など、決まった言葉をかけます。
ちゃんとトイレができたらごほうびをあげたりいっぱい褒めてあげてください。
いつも決まった場所でトイレすることを繰り返すことで、「トイレはここでするもの」「ここでトイレするのが当たり前」「トイレはここでしないとなんとなく落ち着かない」とインコさんが思うようになってくれると思います。
また、トイレをするときに決まった言葉をかけることで、決まった言葉とトイレをすることがインコさんの中で紐づき、決まった言葉を聞くとトイレが連想され、「差し迫ってはいないけど、まぁ、今ちょうどトイレにいるし、しておくかー」といった感じで、インコさんがトイレすることをある程度促すことができるようになると思います。
トイレトレーニングは回数をこなすことが大事です。
毎日毎日ずっと続けることで、少しずつインコさんのトイレをコントロールできるようになると思っています。
回数をこなすためには、インコさんがどれくらいのタイミングでトイレをするのか、また、トイレをする前にどういったサインを見せるのかを把握することが重要になります。
「放鳥中にインコさんがトイレをする回数=トイレトレーニングができる機会」となるので、できるだけその機会を活かせるよう、「そろそろトイレする!」ですとか、「あ、トイレ前のサインだ!」といった感じで、インコさんの行動に気を配ってあげてください。
トイレのタイミングやサインが分からない方も、毎日インコさんの行動に気を配ることで、必ずだんだん見えてきます。
焦る必要はないです。
ゆっくりじっくりインコさんに向き合ってみてください。
ただ、インコさんのトイレトレーニングは、「100%トイレでしてくれるようになる」というわけではありません。
「他の場所でトイレするより決まった場所でトイレする方が比較的多い」といったレベルのものです。
ただそれでも教えておいた方が掃除の回数(箇所)は明らかに少なくなります。
また、「トイレ」などの決まった言葉でトイレを促すことができるようになるのも大きいです。
思うようにトイレを覚えてくれなくても、インコさんに向き合って生活することは決して無駄にはなりません。
必ず何らか得るものがあると思いますので、インコさんと一緒に試してみてください。
※音声が出ますのでご注意ください