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【インコさんの噛み癖】噛まれても(比較的)痛くない指の出し方

問題行動

今回は、インコさんの噛み癖についてちょっと考えてみたいと思います。

インコさんには「人を噛むのはよくないこと」と学んでもらうことが大事です。
でもその話をし始めると、1つのブログでは到底収まりきりません。
インコさんの噛み癖については、本当に多くの面からいろいろなことを考えて向き合う必要があるからです。
今回は、その多くの面のうちの1つにスポットを当てて話してみようと思います。

インコさんに噛まれるのって嫌ですよね。
なぜ嫌かって、「痛いから」という理由が大半だと思います。
では、逆に考えて、「痛くなければ、噛まれてもさほど問題と思わない」と言えるのではないか。
私はそう考えました。
そして、噛まれても比較的痛くない方法を編みだしました。

その方法とは、「指を出すときに指の背中側をインコさんに向ける」という方法です。
具体的な方法は動画をご覧ください。

指の腹側には、
 ・皮膚が薄く柔らかい
 ・感覚点が多く、痛みを敏感に感じやすい
といった特徴があります。
ここを噛まれたら、そりゃ痛いですし、柔らかい分出血にも繋がりやすいです。

反面、指の背中側は、
 ・比較的、皮膚が厚い
 ・腹側と比べて感覚点が少ない
 ・関節を曲げられるようにするために皮膚に余裕がある(たるんでいる)
といった特徴があります。
なので、噛まれたとしても腹側を噛まれるよりかはまだ痛い思いをしないで済む…と思います。

冒頭でもお話した通り、インコさんには「人を噛むことはいけない」と教えることが重要です。
ただ、「噛まれるのが怖いから」といってインコさんと触れ合うことを避けてしまうのはよくないことだと思っています。

インコさんに「噛んじゃダメ」と理解してもらうためには、インコさんとの信頼関係が必要です。
インコさんとの信頼関係を作るためには、インコさんとたくさん触れ合うことが大事です。
ということは、「噛むことはいけないこと」と学ぶ前のインコさんとたくさん触れ合わない限り、インコさんは「噛むことはいけないこと」と理解してくれないのです。

「ある程度、インコさんに噛まれることからは避けられないものだ」
私はそう考えています。

もちろん、噛んでくるインコさんを正しいとは思いませんし、噛まないインコさんを育てることが大事だと思っています。
でも、最初からまったく噛まないインコさんなんていないと思います。
インコさんと触れ合って、何度も噛まれて、その中で、「あ、これをやられるのは嫌なんだな」とか「こういうことをすると怒って噛んでくるよね」といったことを飼い主さんも学んでいくし、インコさんも「あ、噛むことってよくないことなんだな」と理解していく。
そういうもんなんだと思います。

それならば、せめて(比較的)痛くない方法で指を出すことが大事なのではないかと思うわけです。

インコさんとの関係性を深めるために、噛まれることを恐れず、また、噛まれて痛い思いをしてインコさんのことを嫌いにならないよう指の出し方を工夫することは、1つの大事な考え方なんじゃないかなと思います。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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