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【経験者の私が思うこと】鳥さんをお迎えするなら幼鳥が正解…とは限らない

生活

前回までのブログで、
鳥さんをお迎えすることの難しさと楽しさについて、
お話してきました。

ここまで読んでくださった方の中には、

「大変そうだけど、鳥さんと特別な絆で結ばれてみたい」
「自分も鳥さんとの暮らしを始めてみようかな」

そう感じてくださった方もいらっしゃるかもしれません。

そんな、鳥さんをお迎えしようと思ったとき、
多くの方が悩むのが、
「お迎えするなら幼鳥さん? それとも成鳥さん?」
という点ではないでしょうか。

今回は、幼鳥から挿し餌をして育てた子も、
成鳥の状態でお迎えした子もいる私自身の経験をもとに、
このテーマについてお話したいと思います。

結論からお話すると、
初めて鳥さんをお迎えするなら、
私は「挿し餌を卒業した幼鳥さん」をおすすめします。

その理由を、

1.お世話のしやすさ
2.人との信頼関係の築きやすさ
3.接しやすさ

この3つの視点でお話していきます。

最初に「1.お世話のしやすさ」です。

幼鳥さんは、まだ自分だけでごはんを食べられない時期があります。
そのため、飼い主さんが親鳥の代わりにごはんを与える必要があります。
これが「挿し餌」です。

ただ、この挿し餌は、
初心者の方には少し難しいお世話でもあります。

ごはんの硬さや温度が適切でないと、
体調不良や誤嚥、やけどなどにつながることがあります。
また、使う器具によっては、
そ嚢を傷つけてしまうリスクもあります。

さらに幼鳥さんは、まだ体力や免疫が十分ではありません。
保温や衛生管理など、成鳥さん以上に気を配る必要があります。

その点、成鳥さんは自分でごはんを食べられますし、
体力的にも安定しています。

「初めてのお迎え」という意味では、
成鳥さんの方がお世話は比較的やさしいと言えるでしょう。

次に、「2.人との信頼関係の築きやすさ」です。

鳥さんが人と良い関係を築きやすいかどうかは、
主に次の2つが大きく影響を与えると感じています。

・その子の性格
・これまでの人との関わり方

例えば、人の手を怖がらない陽気な子もいれば、慎重な子もいます。
ペットショップなどで人と触れ合う機会が多かった子もいれば、
ケージに入りっぱなしで人の存在に慣れていない子もいます。

そういったその子の性格や、それまでの人との関わり方によって、
人との関係を上手に作れる子もいれば、
関係を作るのに時間がかかる子もいるわけです。

つまり、人との関係づくりは、
幼鳥さんか成鳥さんかだけで決まる問題ではないのです。

実際、我が家のオオハナインコの花ちゃんは5歳、
ヨウムの空ちゃんは20歳でお迎えしましたが、
今ではとてもよい関係が築けています。
成鳥だから懐かないということはありません。

ましてや、「挿し餌をした鳥でないと懐かない」
ということも、決してありません。
挿し餌をしたかどうかは、
飼い主さんとの関係性の築きやすさに影響を与えません。
なので、挿し餌の状態にこだわる必要は
個人的にまったくないと思っています。

ただ、幼鳥さんは、お世話の過程で人と接する機会が多く、
また、これまでに人から嫌なことをされた経験がほとんどないので、
その分人に慣れやすい傾向があるかもしれません。

初めて鳥さんと暮らす方にとっては、
幼鳥さんの方が比較的関係を築きやすい場合もあると思います。

最後に「3.接しやすさ」です。

鳥さんを初めてお迎えする方は、
犬や猫のように鳥さんとたくさん触れ合いたいと思うかもしれません。

でも、鳥さんとの接し方は少し違います。
良い関係性ができていない状態でのスキンシップは、
鳥さんを怖がらせてしまうことに繋がります。
過度なスキンシップは発情を促すことにもなりかねません。

特に成鳥さんは、
自分の好き嫌いや意思表示がはっきりしている子も多いです。
そのため、飼い主さんの気持ちだけで距離を縮めようとすると、
噛まれてしまったり、信頼関係を損ねてしまうこともあります。

一方、幼鳥さんはまだ意思表示が成鳥さんほど明確ではなく、
人との暮らしにも順応しやすい面があります。

飼い主さんも鳥さんも、これから一緒に学んでいける。
そういう意味で、初めての方には幼鳥さんの方が接しやすいと感じます。

ここまでを整理すると、

・お世話のしやすさは成鳥さんがやや有利
・信頼関係の築きやすさ、接しやすさは幼鳥さんがやや有利
・ただし、挿し餌には一定の難しさとリスクがある

こうした点を踏まえて、初めて鳥さんをお迎えするなら、
「挿し餌を卒業した幼鳥さん」がバランスのよい選択肢だと、
私は考えています。

もし気になる幼鳥さんがまだ挿し餌中であれば、
無理に急がず、ひとりでごはんを食べられるようになるまで、
ショップさんやブリーダーさんにお願いするのも良い方法です。

鳥さんは長く一緒に暮らしていける存在です。
少し早くお迎えすることよりも、
安心して健康に生活をスタートできることの方が、
ずっと大切だと思います。

もちろん、時間をかけて鳥さんに向き合える方や、
あらかじめ性格が見えている子をお迎えしたい方には、
成鳥さんをお迎えするのもとても良い選択肢です。

どの時期に出会ったとしても、
丁寧に向き合えば、きっと素敵な家族になってくれるはずです。

今回のお話が、これから鳥さんをお迎えする方の参考になれば嬉しいです。

※音声が出ますのでご注意ください


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鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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