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【インコさんと仲良くなる】手からごはんをあげるときは手と止める

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少し前にメールでこんな質問をいただきました。

「愛鳥さんに手に慣れてもらいたくて、羊さんのブログで紹介されていた『手からごはんをあげる』という方法を試しています。でも、どうにも手が怖いみたいで、ごはんをあげようと手を近づけると逃げてしまいます。どうしたら手からごはんを食べてくれるでしょうか?」

分かります。
人の手を怖いと思っている鳥さんにとって、「手からごはんを食べる」ということ自体、結構ハードルの高いことだったりします。

そこで今回は、そんな人の手が苦手な鳥さんに手からごはんを食べてもらえるようになるための1つのコツについてお話しようと思います。

結論から言ってしまうと、そのコツとは、「ごはんを持った手は動かさない」というものです。

手を動かさないでいることで、鳥さんのペースに合わせて、無理強いすることなく手からごはんを食べてもらえると思います。

ここで少し話は飛びますが、私が学生時代に中国に旅行に行ったときのお話をさせてください。

私が行ったのはとても寒い時期でした。
「何か温かいものでも食べたいなぁ…」
そんなことを思いながら歩いていたとき、ホカホカの肉まんを売っている屋台を見つけました。
私はすぐその屋台の行列に並びました。
すると少しして、私の後ろにもお客さんが並びました。
が、この方が私にピッタリとくっつくように並ぶ人だったんです。
私はパーソナルスペースが広めな方なので、見ず知らずの人の身体とくっついている状態が本当に嫌でした。
私はその人と離れたくて少し前に詰めました。
すると、その人も私にくっついて前に詰めてきやがりました(※汚い言葉遣い、ご容赦ください)。
その後も私がほんの少し前に詰めて、そのたびに後ろの人が私にくっついて前に詰めて…ということを何度か繰り返し、結局肉まんをゲットするまでずっとその人とくっついたままでした…。

いやぁ…旅行自体は楽しかったのですが、あのシーンだけは本当に嫌な思い出でした…。

……って、なぜこんな話をしたかというと、人の手が苦手な鳥さんにごはんを手からあげようと手を近づける状態って、今お話した「肉まんの行列に並んでいるときの私と後ろの客」と同じ感じだと思うんです。

手が苦手な鳥さんにとって「手が近づいてくること」って、やっぱり恐怖だったり何となく嫌だという感覚だと思うんです。
そして、「怖いなぁ…」「嫌だなぁ…」と思った鳥さんは、近づいてくる手から少し距離を取ります。
でも、鳥さんが遠ざかってしまったことで、飼い主さんは「手からごはんを食べてもらいたい」とさらに手を近づけるんです。

『苦手だなと思って、嫌な存在から距離を取る』
『でも、その嫌な存在が、また距離を詰めてくる』

先ほどの「私の後ろの客」と同じですよね。

そう考えると、手が苦手な鳥さんに対して「手を近づける」という行為は、「手」に対するイメージを良くすることに繋がらない方法と言えるんじゃないかと思うんです。

「じゃあ、どうしたらいいの?」
「手を近づけなければ、手からごはんを食べてもらえないじゃない」

はい、そこで私から提案したいのが、「ごはんを持った手は動かさない」という方法です。

ごはんを持った手を鳥さんに見せて、出したポイントから手は動かしません。
手はそのままの位置でごはんを持ったまま待機します。

その結果、鳥さんが食べに来なければ、そのときは一旦諦めちゃってください。
逆に、鳥さんが自ら食べに来たら、手からごはんをあげてください。

大事なのは、鳥さんが「手に持っているごはんを食べに行こう」と思うようになってくれることを待つということです。

手に慣れてもらう前に、必要以上に苦手な手が近づいてきたら、やっぱり手に対する苦手意識は克服できないと思うんです。
まずは鳥さんに「手は大丈夫」「手は怖くない」と思ってもらうことが重要なわけです。
そのためにも、手は動かさず、あくまでも鳥さんと手が近づくのは、鳥さんのペースに任せるということが大事なんじゃないかと思います。

鳥さんに手からごはんをあげるとなると…
「はい、ごはんだよー」
「ほら、食べて食べてー」
…と、ついついごはんを持った手を鳥さんの方に近づけてしまいがちかと思います。

ただ、先ほどもお話した通り、大事なのは鳥さんの気持ちなんです。
「はい、食べて」とこちらの気持ちを押し付けるのではなく、食べるかどうかを鳥さんに選んでもらう形が良いと思うのです。

鳥さんが手から食べる気がないなら、それも受け入れてあげる。
あくまでも手から食べるかどうかは鳥さんが決める。

そういった意識で鳥さんに向き合ってあげることで、いつか手からごはんを食べてくれるようになると思います。

手が苦手な鳥さんと暮されている飼い主さんはもちろん、例えば、ママさんには慣れているんだけど、どうにも鳥さんから逃げられてしまうパパさんのような方にも、「手を動かさない」ということを意識して鳥さんと触れ合ってもらえればと思います。

鳥さんに無理のない形で手からごはんを食べてもらうことで、きっと信頼関係構築に繋がってくれるんじゃないかと思います。

※音声が出ますのでご注意ください


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鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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