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【インコさんの新常識!…にしたい】インコさんも七五三を祝おう

お出かけ

少しシーズンとしては遅れてしまいましたが、11月と言えば七五三の季節ですよね。

皆さんもご存じの通り、七五三は日本古来から伝わる伝統行事です。
3歳、5歳、7歳という節目に、子供の健やかな成長を神様に感謝し、祝い、祈願するというものです。
5歳は男の子だけ、7歳は女の子だけですが、3歳は男女共通でお祝いをします。
現代と比べて医療が発達していなかった頃、子供が3歳まで無事に育つというのは性別に関わらず本当に大きな喜びだったんだと思います。

そんな七五三ですが、今年もお祝いに向かう家族を何組か見かけました。
そういったほほえましい光景を見るたびに私はいつも思うことがあるんです。

それは、「鳥さんも3歳のお誕生日に七五三を祝うべきなんじゃないか」ということです。

というのも、いつものことながら科学的な根拠もない個人的な考えですが、鳥さんって3歳を迎える頃にようやく生体として一人前になれるんじゃないかと思っているんです。

雛の状態の鳥さんが一人前ではないことは言うまでもありません。
羽根も生えそろっていないので、自力で自分の体温を維持することが十分にできません。
ご飯も自力で食べることができないので、飼い主さんにさし餌をしてもらう必要があります。
温度管理や食事のお世話など、人による的確なサポートがなければ立派な成鳥にはなれません。

羽も生え揃い、ひとりでご飯を食べられるようになっても、免疫力や抵抗力という側面ではまだまだ未熟なんじゃないかと思っています。
例えば、PBFD(鳥さんがかかる感染症の1つ)の発症年齢を調べてみると、3歳未満の鳥さんで発症率が高いことが分かってきています。
PBFDに関して言えば、3歳を迎えることで発症のリスクはグッと下がるようです。
もちろん、鳥さんの感染症はPBFDだけではなく他にもありますし、3歳以上でも発症が認められているものがあります。
また、3歳を迎えたらどんな病気も発症しないというわけではありません。
でも、PBFDの発症率が3歳を境に減少する傾向が見られることから、鳥さんの免疫力は3歳になる頃にある程度完成するんじゃない?…なんて見方もできなくはないのかな…なんて思ったり思わなかったり…するわけです(←本当に個人的な見解なので小声です)。

それから、精神的に落ち着いてくるのも3歳頃かなぁ…と、うちの鳥共の幼い頃を思い返しながら思ったりします。
うちのマメちゃんは3歳になるまではかなりやんちゃで、急に噛みついてきたりしたものです。
でも、3歳を過ぎたあたりからはそういったことは少なくなった気がします。
今でもまったく噛まなくなったというわけではありませんが、以前と違って「わきまえて噛む」ようになったといった印象です。
噛むのはマメちゃん自身が「嫌だ!」と強く主張するときくらいですし、噛む力もある程度加減できるようになりました。
「どの鳥さんも3歳を境に落ち着く」ということではありませんが、うちの鳥共に関して言えば、3歳を超えたあたりからむやみやたらに理由もなく噛むといったことはなくなったように思います。

このようにとても個人的な考えや経験からですが、鳥さんは3歳になる頃に一人前になるんじゃないかなって思っています。
幼鳥、若鳥という未熟で不安定な時期を乗り越え、立派な鳥さんになれた3歳のお誕生日は、これまでの健やかな成長に感謝し、今後も元気に過ごせることを祈願するのにもってこいのタイミングなのではと思います。
それってまさに七五三を祝うのと同じ想いなんじゃないかなって思うんです。
私が鳥さんも七五三を祝うべきなんじゃないかと思う理由はそれです。

「ここまで立派に育ってくれてありがとう♪」
「これからもお互い元気で一緒に暮らしていこうね♪」
鳥さんの3歳のお誕生日に、改めてそんな気持ちを伝えてみるのもいいんじゃないでしょうか。

実際に七五三のお宮参りのように、鳥さんとどこかにお出かけしてみるというのもいいですよね。
でも、鳥さんのお宮参りをやってくれるところはあまり聞きませんし、そもそも鳥さんを連れて屋外に行くってなるとどうしてもロストや寒さに不安がありますよね…。

…あ! そういえば!
私が定期的に開催している屋内鳥オフ会も、3歳を迎えた鳥さんから参加可能なんです!
というわけで、立派に育った鳥さんの初めてのお出かけの場として、とりずきゃんぷの屋内鳥オフ会はいかがでしょうか?
屋内だからロストの危険性はありませんし、暖房もきいているので寒さの心配も無用です!
他の鳥さんもいっぱい来て、鳥さんの社会性を育むことにも一役買います!
飼い主さん以外の人とのふれあいも、鳥さんにとってはとても大きな経験になること間違いなしです!
そんなとりずきゃんぷの第12回屋内鳥オフ会は2024年12月1日(日)開催です!
ご興味ある方はぜひお気軽にご参加ください♪

……って、また普通の鳥さんのお話かと思いきやただの宣伝だったみたいなオチにしてしまいました。
失礼しましたm(__)m。
話を戻しましょう。

これまた本当に個人的な考えなのですが、「鳥さんは3歳を迎える頃に一人前になれる」の裏返しで、鳥さんが3歳になるまでは大事に大事に育てるイメージがいいんじゃないかと思っています。
例えば、冬の寒い季節になったら、3歳に満たない鳥さんだけは早めにヒーターを用意してあげるですとか。
ちょっとした様子や体調の変化がないかを3歳以上の鳥さんよりも注意深く見てあげるですとか。
極端に暑かったり寒かったりする外の世界へお出かけすることは控えるですとか。
悪く言えば「過保護」ということになるかもしれません。
でも、3歳を迎えるまでは、それくらいの意識で鳥さんに接してもいいんじゃないかな…なんて思っています。

いつも私が言っています通り、「鳥さんは人間とおんなじ」ですから。
そういう意味でも、人が七五三を祝うのと同じように、鳥さんも七五三を祝うといいんじゃないかと思います。
これから3歳のお誕生日を迎える鳥さんがいましたら、ぜひそのときは一人前になった鳥さんの成長を盛大に祝ってもらえたらと思います。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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