前回は、鳥さんをロストしないための考え方についてお話しました。
今回は、あまり考えたくないですが、万が一愛鳥さんをロストしてしまったときの考え方についてお話しようと思います。
愛鳥さんが逃げてしまったとき、ネットの力に頼ることはとても大事なことだと思っています。
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSによる拡散の力は計り知れません。
ロストの情報を拡散することで、多くの人が「逃げた鳥さんがいる」という情報を共有してくれます。
愛鳥さんが逃げて行ったエリアの方にロストの情報が届くかもしれません。
運よく愛鳥さんが逃げ込んだお家の方にロストの情報が届くかもしれません。
そういったことが愛鳥さんが飼い主さんの元に帰ってくる可能性を高めることに繋がると思います。
チラシを配ったり、警察に届け出たり、他にも手段は様々あると思います。
でもまずは、SNSで鳥さんが逃げてしまったことを発信して、鳥さんのことを気にしてくれる人の数を増やすということが、ロスト解決のための大きな力になってくれるんじゃないかなと思います。
…で、こういうお話をすると、
「SNSに流すと、ロストしたことを批判されそうで怖い」
と思われる方もいらっしゃると思います。
先ほども言いました通り、SNSの拡散力というものは本当に凄まじいものがあります。
流した情報が拡散され、それがさらに拡散され、結果的に本当に多くの方の目に留まります。
すると、中にはロストしたこと自体を問題視して、情報の発信源である飼い主さんを批判するような方もいらっしゃいます。
「SNSで拡散したいけど、そういった方に叩かれてしまうのが怖いから…」
そう考えて、SNSでロストの情報を流すことをためらってしまうこともあるんだと思います。
そこで、鳥さんのロストが起きたときに大事にしてもらいたい考え方があります。
それは、「あくまでも、逃げてしまった鳥さんにフォーカスを合わせる」ということです。
SNSに情報を流すことで叩かれてしまうかもしれない「自分」。
批判的な意見をもらって嫌な気持ちになってしまうかもしれない「自分」。
そんな「人(自分)」にフォーカスを当てるのではなく、どこかで寂しい思いをしている「鳥さん」にフォーカスを当ててほしいのです。
そうすることで、「批判されてしまうかも」という怖さを超えて、「まずは愛鳥さんのために動かなきゃ!」といった行動に移せるんじゃないかと思います。
この考えは、何もロストしてしまった飼い主さんだけに伝えたいものではありません。
SNSでロストした鳥さんの情報を目にした方にも同じ考えを持ってもらいたいと思っています。
不注意で鳥さんを逃がしてしまった「飼い主さん」。
「そんなことしてればロストもするわ」と自分では考えられないような鳥さんとの遊び方をしていた「飼い主さん」。
ロストしたのにも関わらず本気で探しているように見えない「飼い主さん」。
そんな「人(飼い主さん)」にフォーカスを当てるのではなく、今は「鳥さん」にフォーカスを当てることが大事だと思います。
飼い主さんもSNS上の方も、どちらも人ですから、考え方に差があって当たり前です。
「私ならそんなことしない」
「私ならもっとこういう行動をする」
そんな気持ちや意見はどうしたって出てきてしまうものです。
いろいろ言いたくなってしまう気持ちも分からなくはないです。
でも、そんな「人」にフォーカスを当てたところで問題は何も解決しないと思うんです。
今はどこかで寂しくて怖い思いをしている「鳥さん」にフォーカスを当てて、なんとかして鳥さんを無事に保護することが最優先の課題だと思うのです。
鳥さんのロストは本当にあってはならないことですから、そのような事態にならないことが大前提です。
でも、もし、万が一、愛鳥さんをロストしてしまったら、「愛鳥さん」にフォーカスを当ててネットの力に頼ってほしいと思います。
そして、ロストの情報を目にした方も、「どこかで心細い思いをしている鳥さん」にフォーカスを当てて、少しでも鳥さんが無事に帰ってくるために力を貸してもらえたらと思います。
鳥さんのロストが起こったときは、「人」ではなく「鳥さん」にフォーカスを当て続ける。
このブログを読んでくださった方には、その気持ちを忘れないでいてほしいなと思います。
※音声が出ますのでご注意ください