空ちゃんがハーネスを着けることができるようになったので、最近空ちゃんとお出かけをするようになりました。
生き物同伴がOKなテラス席のあるお店に行って、空ちゃんと一緒にランチを食べたりして楽しんでいます。
…が、「本当に心の底から楽しんでいるのは私だけかもしれない」と思うことがあります。
というのも、空ちゃんとお出かけした日、空ちゃんの体重はきまってガクっと落ちます。
ガクっといっても、普段520~530gくらいの体重が、お出かけした日は510g台になるくらい。
命の危険に関わるような減り方ではないので大丈夫ですが、それでもお出かけした日は必ずと言っていいほど体重が軽くなります。
「これってなんでだろう?」と考えたとき、やっぱり空ちゃんにとってお出かけすることって結構なストレスなんだろうなって思ったんです。
ハーネスはずっと着けっぱなしの状態。
ランチのお店までドライブ。
車が止まったと思ったら、車から降りて外を移動。
飼い主がニコニコ幸せそうに食事している間、飼い主と一緒とは言え、まったく見知らぬところで待機。
一緒にランチを食べようにも、緊張で大好きなデーツも水も喉を通らない。
そりゃ体重も減るかもしれませんね(汗)。
でもですよ、私はこういう経験を鳥さんにさせるのって、悪いことばかりじゃないと思っています。
そう思う理由は大きく2つあります。
まず1つ目は、ある程度のストレスは鳥さんにとって有効であるということです。
鳥さんにある程度のストレスを与えることは、発情抑制に繋がったりします。
「たまにキャリーに入れて少しの時間でいいからドライブすることで発情が抑えられる」というアドバイスをしている鳥専門医さんもいらっしゃると聞いたことがあります。
「鳥さんにストレスを与えるなんてかわいそう!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大事なのは「ある程度」ってところです。
酷いストレスを与え続ける必要はないです。
鳥さんをキャリーに入れてお散歩やドライブに連れて行くことは適度なストレスや刺激になって、鳥さんにプラスの結果を与えてくれると思います。
2つ目は、飼い主さんへの信頼感が強くなることです。
ドライブなりお出かけなり、いつもと違う環境にいることは、鳥さんにとってとても不安なことです。
でも、1つだけ鳥さんにとって安心できることがあります。
それは、常に飼い主さんが一緒にいてくれることです。
「なんか全然知らないところで怖い……でも、わたしが大好きな飼い主さんが一緒にいてくれるから、きっと大丈夫」
そんな風に鳥さんが思ってくれているかどうか、本当のところは分かりません。
でも、お出かけから帰ってきた後の空ちゃんの様子を見ていると、「この人はいつも一緒にいてくれた」「この人は頼りになるなぁ」って思ってくれているように見えるのです。
そして、これも何の根拠もない感覚的な意見ですが、一緒にお出かけをすることで空ちゃんとの絆が深まる感じがします。
なんていうんだろう、「一緒に冒険してきた仲間」みたいな感じ。
空ちゃんもそんな風に感じているのか、お出かけした日の夜はいつになく甘えん坊で、ナデナデやカキカキをされておとなしくしています。
…ただ単にお出かけで疲れただけかもしれませんけど(ノ∀`)。
そんなわけで、インコさんとドライブすることは、インコさんに適度なストレスを与えつつ、飼い主さんとの信頼関係構築にも繋がり、加えて、飼い主さんはインコさんとお出かけできて楽しいという、一石三鳥なのです。
ハーネスが着けられなくてもキャリーに入れてのお出かけでOKです。
外を散歩するとなるとロストの危険性も高くなるので、インコさんをキャリーに入れて近場までドライブするのがいいんじゃないかと思います。
くれぐれもロストにだけは気を付けて、ぜひインコさんとお出かけしてみてください。
※音声が出ますのでご注意ください