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【カキカキについて考える】インコさんに優しいカキカキを発見しました

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私は鳥共と仲良くなりたくて、放鳥タイムに羽繕いじみたことをしてあげます。
具体的に言うと、親指と人差し指でツクツク(筆毛)をほぐすようなことをやります。
一般的には「カキカキ」とか「ツクツクほづし」なんて表現されるものです。

これをやってあげると、うちの鳥共は気持ちよさそうにしてくれます。
でも、たまにやり方が気に食わなかったのか、ガッと噛まれたりしてしまいます。

そんな鳥共の態度を見て、
「なんでたまにそうやって怒るんだろう?」
「怒られずにもっと満足のいくカキカキができないものだろうか?」
なんてよく考えたりします。

そんなとき、なんとなくうちの鳥共の様子を見ながらふと気づいたことがありました。
それは、「鳥さんの羽繕いには大きく2通りのやり方がある」ということです。

1つは、くちばしを使って丁寧にやるやり方。
もう1つは、足を使ってカッカッカッカッと掻くやり方です。

この2つの羽繕いのパターンには、「羽繕いする場所」に違いがあります。

くちばしを使う羽繕いは、主に胴体とか翼、尾羽なんかに対してよくやっている気がします。
逆に、足でカッカッカッカッとやる羽繕いは、頭とか顔まわりに対してやる感じです。
そもそも鳥さんの身体の構造上、くちばしは自分の頭や顔まわりには届きません。

そう考えたときに、
「顔や頭に対しての羽繕いは、足でカッカッカッカッ…ってやるレベルのものが合っているんじゃないか?」
「私が良かれと思ってやっていた親指と人差し指でほぐすようにやっていた行為は、鳥さんには少し刺激が強いのでは?」
…と思ったのです。

鳥さん同士で羽繕いをしているときに、相手の顔まわりをくちばしでチミチミしてあげている光景を見たことがあります。
でもそのときも、羽繕いされている側が100%ずっとうっとりしているかというとそうではなく、急に「ピィー!」と鳴いて抗議するような仕草をしたりします。
鳥さん同士であっても、顔まわりをくちばしでチミチミほぐしていたら「ピィー!」と抗議されることがあるのです。
羽繕いのプロでもなく、ましてや人間が、顔まわりを文句言われないようにチミチミしようなんて、おこがましい考えなんじゃないかと思ったのです。

そこで私は、親指と人差し指でほぐすようなカキカキをやめて、代わりにひとつの指でカッカッカッカッと掻くようにしてみました。
すると、気のせいかもしれませんが、抗議される回数が減ったような気がしています。

もちろん、カッカッカッカッというやり方でも、場合によっては鳥共からお叱りを受けることがあります。
ひとつの指でカッカッカッと掻くやり方が100%確実に怒られないというわけではありません。
また、鳥さんによっては「カッカッカッなんていう生易しいやり方じゃなくて、がっつりとぐりんぐりん触ってもらった方が嬉しい」と考えることもあります。
なので、「ひとつの指でカッカッカッと掻くやり方が完璧なカキカキの方法だ!」というわけではありません。

ただ、こういうやり方も鳥さんをカキカキする方法の1つだと思います。
親指と人差し指でグリグリグリとやる方法と比べて、ひとつの指でカッカッカッとやる方が刺激として優しく、場合によっては鳥さんに受け入れられやすいのかなと思います。

「カキカキしているときに鳥さんに噛まれてしまう…」
「気持ちの良いマッサージをして鳥さんと仲良くなりたい」

そんな風に思っている方は、ひとつの指でカッカッカッカッと掻く方法を試してみるのもアリなんじゃないかと思います。

※音声が出ますのでご注意ください


もしよかったら、今回のブログを読んでの感想をお寄せください。


鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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