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【鳥さん同士の相性】新しく鳥さんを迎えると生態系が変わる…かもしれない

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半年ほど前に、オオハナインコの花ちゃんを我が家に迎え入れました。
そのタイミングで大きく変わったことがあります。

それは、ウロコインコのマメちゃんの態度です。

マメちゃんはウロコインコという比較的オラオラ系の種類のインコさんです(諸説あります)。
ウロコインコさんと暮らされている方の口からは、「ホントにウロコはキツい」「噛み癖が酷い」「怖い」といった結構マイナスなイメージのワードが出てくることが多いです。

でも、うちのマメちゃんはその点比較的おとなしく、私の手に寄り添うのが大好きでした。
手でがっぽり頭を覆うようにしても、その手の中でおとなしくうっとりとしている子でした。
脇腹を触っても怒りませんし、急に何の予兆もなく手や耳や首を噛むようなことはしない子でした。
私は、「ウロコは怖い」といったウロコインコさんのネガティブなイメージを払拭するために、ウロコインコさんの可愛らしさ、優しさ、魅力をマメちゃんの様子を通して発信していきたい…なんて思っていました。

ですが、先ほども申した通り、オオハナインコの花ちゃんが我が家に来てから、マメちゃんの行動がガラッと変わったのです。

基本、移動するときはオラオラするようになりました。
オラオラしている様子については下の動画をご覧ください。
オラオラしているからといって必ず悪さをするというわけではありません。
ただ、オラオラしているときに手を出すと噛まれてしまうことが多いです。
オラオラしていないときでも、これまでできていた手で頭を覆う行為をしようとすると、「やめて」と言うかのように噛んで意思表示してくるようになりました。
大好きだった耳回りのカキカキをしているときも噛んでくることが多くなりました。

私が噛まれる分には別にどうってことないのです。
ただ困ったなと思ったのは、他の鳥共に対しても態度が荒々しくなった点です。
特に危ないなと思ったのは、マメちゃんの花ちゃんに対する態度です。
上でも書いているように、マメちゃんは花ちゃんが来たタイミングで態度が変わりました。
きっとマメちゃんにとって花ちゃんの存在が気に入らないんだと思うんです。
そういうこともあってなのか、これまでに何度もマメちゃんは花ちゃんに向かって飛び掛かって攻撃しに行っています。
例えば、花ちゃんが私の左肩にいてマメちゃんが私の右肩にいるときに、マメちゃんは私の首の後ろを通って左肩に移動し、そこにいる花ちゃんの足を狙って噛もうとしました。
私はマメちゃんの行動を注意深く気にしていたので、マメちゃんが花ちゃんの足を噛んでしまう前に止めることができました。
って、花ちゃんの代わりに私の手がマメに盛大に噛まれましたけどね。
まあ、可愛い鳥共に怪我がなければ、私の指の一片や二片くらいなんてことないのです(フッ)。
ただそうは言っても、私が見ていないところで大怪我になってしまうような事故(ケンカ)をしてしまう可能性はあるわけで、放鳥時は気が抜けない感じになっています。

SNSを見ていると、新しく迎え入れた鳥さんが先住鳥さんに羽繕いをされたり一緒になってじゃれ合って遊んだり、仲良く寄り添っている光景が流れてきます。
私もそういった投稿を見てとても癒されています。
ただ、今回のマメちゃんと花ちゃんのように、一緒に暮らすからと言って必ず仲良くなるわけではありません。
それどころか、新しい鳥さんを迎え入れたことによって、それまでとは性格や態度が変わってしまうことだって普通にあり得るのです。

このように、新しい鳥さんが増えることで、鳥さんの態度や鳥さん同士の関係性がガラッと変わってしまうことがあります。
それまで大人しかった鳥さんが荒ぶれてしまったり、逆にそれまで威張っていた鳥さんが隅に追いやられてしまったり、弱かった者が強くなり、強かった者が弱くなるということもあり得るのです。
「家の中の生態系が変わってしまう」と言っても過言ではないと思います。

弱かった者が強くなることで、今回のマメちゃんの例のように、それまで大人しかった鳥さんが急に噛んでくるようになるかもしれません。
噛まれることが多くなることで「鳥さんと遊ぶのが怖い…」と思うようになり、放鳥時間が減ったり、そもそも放鳥できなくなってしまったりすることもあるかもしれません。

強かった者が弱くなってしまうことで、鳥さんがこれまでのように振る舞えなくなり、人知れずストレスを感じるようになるかもしれません。
そのストレスが原因で、呼び鳴きが増えたり体重の低下、毛引きなどを引き起こす可能性もあります。

怖い可能性のことばかり話してしまって申し訳ないです。
でも、鳥さんを新しく迎えることは、「楽しい♪」とか「賑やかくなるね♪」といったポジティブなことだけでなく、今回お話したようなネガティブな面もあるかもしれないということを、頭の片隅にでも置いておいてもらえるといいんじゃないかなと思います。

今回のお話はここまでです。
が、個人的に怖がらせるだけ怖がらせて終わるような記事って好きではないんですよね。
今回のお話ってまさしくそれで、鳥さんを新しくお迎えすることに対する不安を植え付けるだけ植え付けて終わっている感じがして、個人的に気に入らない終わり方です。

というわけで、次週のブログで、「新しい鳥さんをお迎えしても生態系が変わらないようにするためにはどうしたらいいのか」という前向きなお話をしようと思います。
今回のブログを読んでネガティブな気持ちになられてしまった方、次回のブログでちゃんと対応策をお話しますから安心して待っていてくださいね。

※音声がでますので注意してください。

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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