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【名言】会わない時間が愛を育てる……と思います(小声)

Tips

男「もう行かなきゃ…」
女「うん…」
男「…電話するよ」
女「うん、待ってる…」
男「…どうしたの?」
女「…離れたくない」
男「オレもだよ。でも…」
女「でも?」
男「離れている時間が本当の愛を育むと思うんだ」
女「…うん、そうね」
男「離れているときこそ相手のことを思いやれる」
女「それが相手を想う気持ちを強くさせる…」
男「そうだよ」
女「わかったわ」
男・女「じゃあ、また」

~Fin~

…いやぁーー、我ながらいい脚本(ホン)だわぁ。

…あ、あれ?
「っていうか、何これ?」
「鳥の話じゃないの?」
「クソ安っぽい」
なんていう声が聞こえた気がしたけど気のせいかな?
大丈夫ですよ。
これもちゃんと鳥さんの話に繋がりますから。
ということで、今回のお話を始めましょう。

これまでのブログでも何度もお話してきましたが、ヨウムの空ちゃんにハーネスに慣れてもらいたくてトレーニングをしてきました。
最初のうちは毎日10分でも5分でもハーネスを見せたりハーネスに首を通すことだけしてみたり…といったことをやってきました。
また、オオハナインコの花ちゃんですが、こちらもこれまでのブログで紹介してきた通り、毎日のように手からご飯をあげるということをしてきました。

ハーネストレーニングなり、人の手からご飯をあげることなり、そういったことを毎日継続することが慣れてくれる一番の近道だと思っていました。
逆に言えば、毎日やらないとハーネスや人間の手という存在から疎遠になってしまう。
ハーネスや人間の手から疎遠になると、ハーネスや人間の手に慣れる未来からも遠ざかってしまう。
少しの時間でもいいから毎日欠かさずトレーニングを続けなきゃ。
そう思って、毎日トレーニングを欠かさないようにしようとしました。

でも実際には、忙しくて十分な時間が持てず、ハーネストレーニングだったり手からご飯をあげるということをやらない日もありました。
(単純に自分が飽き性で、「ま、今日はやんなくてもいいや♪」と手を抜いたこともありましたが)

そういったテキトーな生活を振り返りって思うことなんですが、そういった「トレーニングをしない日」というのが大事なような気がします。
というのも、毎日トレーニングを続けることで、空ちゃんも花ちゃんも「またトレーニングかよ…」という感じになっていた節があるからです。

例えば、楽しい放鳥タイムの1コーナーとして、空ちゃんとハーネストレーニングを毎日続けたとすると、空ちゃんは放鳥タイムが始まることで、「あぁ、またあのハーネスを着ける練習が始まるんだろうな…」と予想すると思うんです。
そしてそのうち、放鳥タイムが始まるたびに空ちゃんは、この先に起こるであろうハーネストレーニングを身構えてしまうようになると思うんです。

花ちゃんも同じです。
「自分のペースでご飯を食べたいのに、大して今食べたくないものを手で差し出してくる…」
手渡しでご飯を食べさせようとする私を見て、花ちゃんはそんな風に思っていたんじゃないかと思うんです。

そんな毎日を送っていたら、鳥さんはつまらないですよね。
つまらないってことは、鳥さんは幸せじゃないってことです。
自分に対して幸せじゃないことをする人のことを、鳥さんが好きになるはずないって思うんです。

そこで今回のブログの冒頭の話を思い出してほしいんです。

恋人同士も一緒にいるばかりが愛じゃないと思うんです。
たまには一人だけの時間を持ってみたり、大切な人と離れて過ごしてみる。
そうすることで見えてくるものもあると思うんです。
離れているからこそ育つ愛というものもあるんじゃないかと!
なんならそれこそが本当の愛なんじゃないかとぉ!!(力説)

……ゼェゼェ……。

昔からよく言いますよね。
「スープの冷めない距離」って。
相手にベッタリと絡んで愛を伝え続けるのもいいかもしれないけど、いい感じの距離を保ってお付き合いするのもお互い快適に過ごせて良いんじゃないかと思います。
鳥さんも同じなんじゃないかなって思うんです。

毎日苦手なことを強要するのではなく、たまにトレーニングして、全然トレーニングしない日があってもいいと思うんです。
鳥さんに負担をかけすぎないように。
鳥さんが嫌になってしまわないように。
あくまでも、鳥さんの気持ちに寄り添って。
たまには何も考えないで、鳥さんがただただ楽しめる時間を持つ。
そういった時間が鳥さんと飼い主さんの信頼関係を築いてくれる。
トレーニングも「好きな飼い主さんと一緒なら…」と信用して付き合ってくれるようになってくれる。
私はそんな風に思うんです。

こういった方法がすべての鳥さんに通用するというわけではありません。
いい感じの距離を保つよりも、四六時中ずっとベタベタしている方が愛が深まるカップルだっていますから。
毎日欠かさずトレーニングを続けた方が結果が出る鳥さんだっていると思います。
でも実際、毎日トレーニングを続けるのではなく、気が向いたときにだけトレーニングするという方法で、空ちゃんはハーネスを着けれるようになりましたし、花ちゃんは手を怖がることなくベタ馴れになってくれました。
つまりは、合う方法は鳥さんごとに異なるということです。
毎日続けるばかりがトレーニングではないということも1つの考え方として知っておいてもらえたらいいんじゃないかなって思っています。

※音声が出ますのでご注意ください。

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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