BLOGブログ

BLOG

10

【インコさんの噛み癖】噛まれてもノーリアクションでいること

問題行動

インコさんの噛み癖を減らす1つの方法として、私は「噛まれてもノーリアクションでいること」が大事だと思っています。

噛まれてもノーリアクションでいることで、インコさんに「噛むことは効かない」と理解してもらえると思います。

例えば、人の手が近づいてきてインコさんが嫌だなぁと思ったとき、インコさんが取れる手段は「逃げる」か「反抗する」かのどちらかです。
人の手の届かないところに飛んで逃げれば、まず間違いなくその嫌なことから逃れることができます。
でも、飛ぶにはそれなりにパワーが必要です。
「のんびりくつろいでいたいのに、わざわざ飛んで逃げるなんて疲れるようなことはしたくない」とインコさんは思うんじゃないかと思います。
特に自分のお気に入りの場所にいるのであれば、そこから退かなきゃいけなくなるわけですから、なおさら飛んで移動なんてしたくないわけです。
となると、インコさんが選択するのは「反抗する」という行動になります。

インコさんが反抗する場合、それはもれなく「噛む」という行動になります。
足でキックするわけにもいきませんし、飛んで逃げるために大事な翼ではたくわけにもいきません。
硬くて強い力が出せる「噛む」という方法で反抗することになります。

さて、インコさんが噛んできたとき、「うわぁ!怖い!」と思って手を退けたとします。
するとインコさんは、「よしよし♪ 嫌なことが遠ざかった♪」と満足します。
それと同時に、「噛むことで嫌なことを遠ざけることができる」ということを理解します。
なので、次に同じようなことがあったとき、インコさんは噛んで反抗するということを積極的にするようになります。
だって、わざわざ飛んで逃げるなんていう疲れることをしなくても、噛むことで嫌なことを回避できますからね。

では、インコさんが噛んできたときにノーリアクションでいたらどうなるでしょうか。
インコさんはきっと「噛んで痛い思いをさせて手を遠ざけてやるー!」と思っているわけです。
なのに、いざ噛んでみたら何の反応もなく、手は遠ざからずただただそこにいるままです。
その結果を見たインコさんは、「え…噛むことが効かない!?」と思うんじゃないかと思います。
そういった経験が何度も繰り返されると、「あ、この人には噛むことは効かないんだ」と理解するようになります。

「噛むことは効かない」、つまり、「噛んでも意味がない」とインコさんが分かってくれると、「反抗するために噛む」という傾向が減ると思います。

もちろん、大型インコさんに本気で噛まれてもノーリアクションでいるというのはキツいことだと思います。
私も空ちゃんに噛まれて、これまでに何度も出血の事態になったことがあるので、「噛まれてもノーリアクションでいるなんて無理!」という気持ちは分かります。
「今は無理そう」というときに敢えて挑戦する必要はありません。
インコさんに対してビクビクしている様子を見せることは逆効果になりかねません。
噛まれないこと、噛ませないことも、噛み癖を減らすために効果的な方法だと思います。

インコさんのそのときの気持ちを見極めながら、「今ならそこまで本気で噛まれない」というときにノーリアクションでいる挑戦をしてみてください。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

RELATED

関連記事

PAGE TOP