私はよくうちの鳥共に「何もしない」をします。
下の動画を見てもらってもお分かりの通り、マメちゃんの顔の近くに指を差し出します。
でもそれ以上は何もしません。
マメちゃんの頭の上から手を被せるということもします。
でもそのあともそれ以上何もしません。
こういったことを少しずつ少しずつ繰り返すことで、「何かされてもそれ以上何も嫌なことは起きない」とインコさんは理解してくれるようになると思っています。
インコさんが「何かされても嫌なことは起こらない」と思ってくれるのは、まさにインコさんが飼い主さんを信用していることの表れだと思います。
つまり、「何もしない」をすることで、インコさんとの信頼関係を築くことができると思います。
ただ1つ、これは私が「何もしない」をするときに気を付けていることですが、インコさんが「嫌だ」って思う前に最初にした動作をやめることです。
例えば、顔の近くに指を出すといった行動に対して、インコさんが「嫌だ」と思う前に指を引っ込めることが大事だと思っています。
顔の近くに指を出されて「嫌だなぁ」と思われてしまうと、インコさんの中で「指を出される=嫌なこと」というイメージが定着してしまいます。
そうならないように、インコさんが「別に平気だよ」と思っているうちに動作をやめることが大事です。
特に、インコさんが「嫌だ!」と思って噛んできたタイミングで動作をやめると、「あ、噛めば嫌なことがなくなるんだ」とインコさんは理解してしまい、その後何かあれば噛んで自分の気持ちを訴えるようになってしまいます。
それはインコさんの噛み癖を助長することになってしまいかねません。
なので、「何もしない」をするときは、インコさんの様子をよく見ながら、インコさんに「嫌だなぁ」と思われる前にやめるということを心掛けながらやってみるのがよいかと思います。
※音声が出ますのでご注意ください