ウロコインコのマメちゃんに「ターン」のデモンストレーションをやってもらいました。
「ターン」をやっているマメちゃんの様子や「ターン」の教え方については、下の動画を見てもらうこととして、私が今回お話したいのは、「どんな簡単なコマンドでもいいので、愛鳥さんとトレーニングすることをオススメします」というお話です。
これまでにもいろいろなコマンドを教えるブログを書いてきました。
そのたびに、「インコさんが達成感を感じる」、「インコさんに自信がつく」、「飼い主さんとの関係性構築に繋がる」という多くのメリットが得られるという話もしてきました。
そんな中また、コマンドのトレーニングをオススメするブログを書くって、「ネタないのか?」と思われそうですがそうではないですよ。
私が愛鳥さんとのトレーニングをここまで推すのは、トレーニングしている時間はインコさんにとって最高に幸せな時間だからです。
なぜそう言い切れるのかというと、インコさんは大好きな飼い主さんに注目されたり構ってもらうのが大好きだからです。
放鳥しながらスマホを見ていると、インコさんが指をガブッってしてきたりしませんか?
私はよくやられます。
特にマメちゃんがそれをやってきます。
それって「私を見てよ!」「構ってよ!」ってインコさんが言ってるんだと思うんです。
「せっかく部屋に出てきたのに、大好きな飼い主さんはスマホに夢中で全然相手してくれない!」
「こっちは昼間、ずっとケージの中であなたの帰りを待っていたのに!」
「やっと一緒に遊べると思ったらスマホばっかり見て!」
そう考えると、ガブッってしてくる気持ちも分からなくないですよね。
そこで、トレーニングです!
え? 唐突? そんなことないですよ。
トレーニングは「私を見てよ!」「構ってよ!」というインコさんの欲求をすべて満たしますから。
トレーニング中は、ずっとインコさんのことを見てますよね。
スマホを見ながらトレーニングなんかできません。
「インコさんがちゃんと理解できてるかな?」
「だんだんうまくできるようになってきたかな?」
トレーニングはそうやってインコさんの動作をしっかり見ている必要があります。
つまり、必然的にインコさんを見続けることになるわけです。
そして、うまくできたらいっぱい褒めて、ごほうびもあげますよね。
インコさんは「私、めちゃくちゃ構ってもらってる♪」って思ってくれるはずです。
現に、下の動画のマメちゃんは私の指を噛みに来るようなことはまったくしていませんよね。
それは、「指を噛んで気を引く」という必要がないからだと思います。
つまり、インコさんにとってトレーニングは、大好きな飼い主さんから注目されて構ってもらえる幸せな時間なのです。
「コマンド」とか「トレーニング」なんて聞くと、「難しそう」「専門的な知識が要るんじゃないの?」「私にはできない」なんて思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
以前お話した「ここに来て」(指でトントンってしたところにインコさんが来る)というだけだって十分コマンドですし、それを教えることは立派なトレーニングです。
SNS的に映える映えないなんて関係ないです。
大事なのは、インコさんに幸せを感じてもらうことと、インコさんと飼い主さんの関係性が構築されることです。
今回取り上げた「ターン」というコマンドも、「ここに来て」と同様に道具は不要で、比較的簡単に教えることができます。
インコさんに幸せな時間を味わってもらうためにも、気軽にトレーニングを楽しんでみてください。
※音声が出ますのでご注意ください