これまでに「体重測定をした方がいいですよ」というお話をちょくちょくしてきました。
毎日体重測定をすることで、体重の増減は把握できるようにはなります。
でも、そもそもの疑問として、「この体重って適正なの?」「この体重って普通なの?太りすぎ?それとも痩せてる?」と不安に思っている方も多いんじゃないでしょうか。
今回はそのあたりのお話をしようと思います。
ネットでも書籍でも、鳥さんの種類によって平均体重というものがよく書かれています。
例えば、「ヨウム 平均体重」というキーワードで検索すると、ヨウムさんの平均体重が400gという回答が返ってきます。
もう少し範囲のある回答を探すと「300~500g」といった記述もありました。
でも、うちの空ちゃんは、TSUBASAさんでお世話してもらっている頃から500gオーバーの体重でした。
今も520~530gあたりをうろうろしている感じです。
そんな空ちゃんですが、決して太っているわけではありません。
かかりつけの鳥専門医さんからも、体型については何も指摘されていません。
今の体重が空ちゃんにとっての適正体重なんだろうなと思っています。
このように、鳥さんは体重が軽い子がいたり重い子がいたり、個体ごとに様々です。
なので、書籍やネットに書かれている平均体重と照らし合わせて、「うちの子は太ってる(痩せている)」と判断してしまうのは少し早合点な気がします。
では、「その子にとっての適正体重はどれくらいなのか?」「今、この子は太ってるの? 痩せてるの?」といったところをどうやって判断すればいいのか?
それを判断する際に1つの目安になるのが、「キールスコア」というものです。
キールスコアの調べ方については、下の動画をご覧ください。
ヨウムの空ちゃん、コザクラインコのトリちゃんにモデルになってもらって、どこでキールスコアを測るのかを説明させてもらっています。
測った結果、愛鳥さんの肉付きがどのレベルなのか、下の画像の5つのレベルに照らし合わせて見てみてください。
英語の資料ですが、大事なのはイラストの部分なので、なんとなくわかるんじゃないかと思います(丸投げ)。
ただ、動画でも言っていますが、ついている肉が筋肉なのか、それとも贅肉なのかによっても、評価は変わってくると思います。
さすがに上の画像で言うところのレベル1(痩せすぎ)とかレベル5(肥満気味)は少し食事量を見直した方がいいのかもしれませんが、レベル2~4のあたりだと今のままでよいのか悪いのかの判断が難しいですよね。
なので、一番確実なのは、鳥の専門医さんに診てもらって、「この子はこの体格で問題ない」とか「この子の適正体重はこれくらい」といった診断をしてもらうことです。
とは言え、鳥の専門医さんが近くにいないという方もたくさんいらっしゃると思うので、鳥さんとのスキンシップを兼ねてキールスコアのチェックをしてみるというのもアリかなと思います。
※音声が出ますのでご注意ください