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【ウロコインコのマメちゃん】「一回転」を教える

トレーニング

ウロコインコのマメちゃんに「一回転」のデモンストレーションをやってもらいました。

「一回転」は、鉄棒で言うところの「前回り」をやってもらうコマンドです。

「一回転」と言いながら、インコさんの前に出した手を上から下へ動かすことで、インコさんが止まり木を中心に前回りをしてくれます。

はじめは、ごほうびを手に持って、その手をインコさんの目の高さから足元のあたりに下ろします。
インコさんがごほうび欲しさにお辞儀をする形になると思いますので、まずはそこで「いい子」と言って褒めながらごほうびをあげます。
(「いい子」の代わりにクリッカーでもOKです)

その行動に慣れてきたら、手を下げる度合いを多くしたり、手をインコさんの向こう側に持って行ったりして、インコさんが前回りするように促します。

こういった練習を繰り返すことで、インコさんが一回転できるようになります。

トレーニングする上で大事なのは、「一回転」という声による指示と、手を上から下に動かすハンドサインの両方をすることだと思います。
以前、「おいで」を教える回でも話していますが、インコさんへの指示を明確にするため、また、音が聴こえにくい環境であればハンドサインを、逆にハンドサインが見えない状況であれば声による指示を手掛かりに、インコさんがコマンドを実行してくれます。
声とハンドサインの両方で指示を出すことで、成功率が高くなるということです。

指示に反応して、インコさんが正しい動作をして、飼い主さんが喜び、インコさんはごほうびがもらえる。
このプロセスはインコさんに楽しさ、達成感、幸福感、自信、飼い主さんとの信頼感といった様々なものを与えます。
コマンドができなかったとしてもマイナスになることはありませんが、コマンドが成功する回数が多ければ多いほど、そういった多くのものを得る機会が増えます。

動画の最後にマメちゃんがひとりで勝手にぐるぐる回っているのは、一回転ができるという自信の表れだし、自分を見て褒めてもらいたいという気持ちの表れでもあると思います。
それに対して飼い主さんが笑ってくれたりごほうびがもらえることで、さらにインコさんは幸せを感じます。
インコさんは幸せを感じて「もっとできるようになろう!」って思います。
そしていろんなコマンドや仕草を見せてくれます。
そうすると飼い主さんは嬉しいし喜んじゃいますよね。
その飼い主さんの気持ちはインコさんに伝わって、インコさんは幸せを感じます。
…って、これって幸せのループですよね。

コマンドができるようになることは、インコさんと飼い主さんにとってとてもメリットが大きいです。
どんな小さなコマンドでもいいので、インコさんと一緒にチャレンジしてみてください。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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