コザクラインコのトリちゃんが水浴びをしているときの様子です。
トリちゃんは私の手の中で水浴びをします。
頻度は1~2週間に1度くらいのペースです。
鳥さんの水浴びは、羽根についた汚れや寄生虫を洗い落とすための行動と言われています。
ただ、ずっと家の中で過ごすインコさんの場合、寄生虫が付くということは基本的にないと思っています。
インコさんにとっての水浴びは、身体を清潔に保つというよりかは、単純に「遊び」とか「趣味」みたいな位置づけなのかもしれません。
実際、水浴びを全然しないインコさんもいます。
水浴びをするペースもインコさんそれぞれです。
「水浴びをしないんだけどおかしい?」なんて心配することはないです。
お風呂が大好きな人もいれば、「2日に1回入ればいいや」っていう人もいますよね。
お風呂に入っている時間も、ゆっくり長くお風呂に入るのが好きな人もいれば、烏の行水みたいな人もいますよね。
インコさんもそれと同じです。
話は少し変わって、インコさんの水浴びで気を付けたいことがあります。
それは以下の4つです。
1.「お湯」で水浴びさせない
2.水浴びは羽根が生えそろってから
3.体温が下がらないような工夫をする
4.飲水量を厳密に測っているときは水浴びさせない
まず、冬場などに水浴びをさせるときに、「寒そうだから温かいお湯で水浴びさせてあげよう」と思ってしまいがちですが、それはインコさんの健康のためによくありません。
お湯で水浴びをさせると、羽根についている油分が溶けて流れ落ちてしまい、水を弾くことができなくなります。
そうなると、羽根の奥までがっつり濡れてしまい、乾くまでに時間がかかります。
その間インコさんの体温を奪っていってしまい、結果、インコさんの体調を崩すことになりかねません。
水浴びは普通のお水でさせてあげましょう。
それから、羽根が生えそろわない幼鳥さんの間は、水浴びはすべきではないです。
幼鳥さんの間は抵抗力が低いので、水浴びをして身体が冷えてしまうことで体調を崩し弱ってしまう可能性があります。
成鳥で、羽根もちゃんと油分でコーティングされていたとしても、水浴びの度合いによってはびしょびしょになることもあります。
そういったときに室内が寒いと、やはり羽根が乾くまでの間、インコさんの体温を奪っていくことになります。
なので、室内を暖かくするとか、ケージ内のヒーターをつけてあげて、インコさんが寒くならないようにしてあげるような準備が必要です。
中には、びしょ濡れになったインコさんをドライヤーで乾かしてあげる飼い主さんもいます。
私は、あまりにびしょ濡れになっている場合は、軽く乾いたタオルでポンポンと水気を取ってあげたりします。
何にしろ水浴びをするときに大事なのは、「インコさんの体温を下げないように気を付ける」ということですね。
それから、水浴びをしながら水を飲んでしまう可能性があるので、飲水量を厳密に測っているときは控えた方がよいです。
水にお薬を混ぜて与えてるときも、水浴びでお水を飲んでしまって、お薬が混ざっているケージ内のお水を飲まなくなってしまう可能性があるので、そういったときもやめておきましょう。
※音声が出ますのでご注意ください