私は暑い夏が嫌いです。
でも、シャインマスカットが食べられるという意味では、夏という季節が好きです。
それくらい私はシャインマスカットが好きです。
先日、仲良くしてくださっている方からシャインマスカットをいただきました。
これがね、めちゃくちゃ美味い(美味い)。
この場を借りて、シャインマスカットを送って下さった方にお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました(ここで言ったところで本人に伝わると思えないけど)。
そんなシャインマスカットをうちの鳥共にお裾分けしながら一緒に食べているときのことです。
オオハナインコの花ちゃんに「あげるよー」とシャインマスカットを差し出したら、グワッと丸ごと奪われたんです(そのときの様子は下の動画参照)。
シャインマスカットに限らず、ナッツとか粟穂とか一口で食べきれないサイズのものを鳥さんが奪い取っていく。
そういったことって、まあまあありますよね。
それが食べてもいい量であれば別にいいんですよ。
「いいよ、それ、あげる。食べちゃって」となるわけです。
でも、「さすがにそれは多すぎ」「食べすぎだよ」という量の場合、取り上げることになると思います。
そういったとき、鳥さんから食べ物をただ取り上げるだけでなく、取り上げつつ一口でいいから鳥さんに食べさせてあげてほしいんです。
ただ取り上げるだけという行為は、鳥さんが問題行動をするきっかけになりかねないからです。
おやつを食べている鳥さんは、幸せな状態なわけですよね。
そこに人の手がやってきて、食べていたものを奪い取っていくわけです。
そんな経験をした鳥さんは、「人の手=わたしから楽しみを奪っていくもの」と理解するかもしれません。
その後、鳥さんが美味しいおやつを食べているときに手が迫ってきたら、「またわたしのおやつが奪われる!?」と考えると思います。
そして、人の手に邪魔されることを阻止するために、威嚇したり、噛んだり、飛んで逃げたりということをするようになるかもしれません。
威嚇したり、噛んだり、飛んだりすることで、人の手に邪魔されることを回避できると…
「威嚇すればいいんだ♪」
「噛めば手が遠ざかってくれる♪」
「飛んで逃げれば安泰だ♪」
…と学んでしまいます。
その結果として、自分にとって邪魔な存在である「人の手」に対して、威嚇したり噛んだり飛んで逃げたりといった、問題行動をするようになってしまうかもしれないのです。
こういった展開にならないようにするために、鳥さんに「人の手は鳥さんの楽しみを奪わない」ということを理解してもらうことが大事だと思っています。
鳥さんが大きめのおやつを奪っていってしまったときに、ただ取り返すのではなく、取り上げつつ手からおやつを食べてもらってください。
そうすることで、鳥さんに「人の手はわたしの楽しみを奪わない」と思ってもらえると思います。
加えて、「人の手はわたしに美味しいものをくれる」という良いイメージを付加することにも繋がると思います。
「人の手はあなたにいいことをもたらすよ」
そんな体験を鳥さんにたくさんさせてあげてほしいと思います。
そういった経験をすればするほど、人の手を「嫌な存在」と思うことは少なくなり、手に対して威嚇したり噛みつくといった行動が減ってくれるのではないかと思っています。
これまでにも、「手からごはんをあげる」ことで鳥さんとの良い関係性を築けるといったお話をしてきました。
「手からごはんをあげる」ももちろん良い方法だと思っていますが、それに加えて「手で持ったままの状態で」ということを意識して鳥さんにごはんやおやつをあげてみてください。
そうすることで、より一層鳥さんとの距離が縮まるのではないかなと思います。
※音声が出ますのでご注意ください
もしよかったら、今回のブログを読んでの感想をお寄せください。
コメント