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【インコさんの苦手克服】私が納豆を食べられるようになったワケ

トレーニング

今年も残すところあと1ヵ月を切りました。
1年って(特にこの歳になると)本当にあっという間ですね。

さて、この1年を振り返って、皆さんは何か「克服できたもの」ってありますか?

私は、なんと今年から納豆が食べれるようになりました。

これまでにも健康のために何度か納豆を克服するチャレンジをしてきました。
でも、美味しいと思えず克服するまでには至りませんでした。

そんな中、今年に入ってから、「ひきわり納豆は臭いも弱いし納豆感が薄い」という情報を聞きました。
「これは納豆を克服する新たなチャンスかもしれない」
そう思い、私はスーパーに行ってはいろいろな銘柄のひきわり納豆を買って試してみました。
確かに私が苦手としていた納豆臭さは少ない感じでした。
中には普通に美味しいと思える銘柄もありました。

私はそんなひきわり納豆を食べ続けました。
最初のうちはからしを増量してみたり、わさびをつけてみたりして、少しでも納豆感が薄まるような努力をしていました。
でもそのうち、納豆の味に慣れ、以前苦手としていた納豆感が大して気にならなくなりました。
今では大して気にならないどころか、めちゃくちゃ美味しいと感じています。
冷蔵庫には納豆を切らさなくなりましたし、朝ご飯に納豆を食べることが楽しみにすらなりました。

……はい。
相変わらず何の話?って感じですね。
私の納豆克服のお話はそれくらいにしまして、鳥さんのお話を始めましょう。

例えば、皆さんのおうちに手に乗ることが苦手な鳥さんっていませんか?
人が近づいても逃げないし、肩には乗ったりするんだけど、でも手が近づくと逃げる。
そんな鳥さんってそれなりにいるんじゃないかと思います。

そんな鳥さんには、例えば、放鳥タイムでケージから出すときに鳥さんに手に乗ってもらうということをルールにして、それを毎日続けるといいんじゃないかと思うんです。

はじめのうちはちゃんと手に乗ってくれなくてもいいです。
鳥さんがケージから出るときのほんのちょっとの時間でいいんです。
ケージから飛び立つときに踏み台として一瞬指に触れてくれるだけでもいいです。
それでも手に触れたり乗ったりする体験を繰り返すことで、手に乗ることへの抵抗感というものが薄れるんじゃないかと思うのです。

冒頭で話した私の納豆のお話を思い出してください。

ハードルが低いひきわり納豆を食べ続けた。
すると、苦手にしていた納豆が平気になって、納豆が食べられるようになった。

手に乗るのが苦手な鳥さんもこれとおんなじです。

ほんのちょっとだけ手に乗るということをやり続けた。
すると、苦手としていた手に乗ることが平気になって、手に乗ることができるようになった。

ね、おんなじですよね。

重要なのは、「難易度の低さ」と「繰り返すこと」です。

手に慣れてもらうためには、ほんのちょっとでもいいから指に触れるという難易度の低いことを、何度も繰り返すことだと思います。
そういったなんてことないことを毎日繰り返すことで、鳥さんの中の苦手意識を減らすことができるんじゃないかと思います。

他のことでも基本的には同じです。

例えば、いきなりハーネスを着けて慣れてもらうのではなく、まずはハーネスを見るだけでいいとか、ハーネスが身体に当たるだけの体験を繰り返すとか。
例えば、鳥さんを無理やりキャリーに入れるのではなく、いつもの空間にキャリーを置いておくことから始めるとか、キャリーに鳥さんが近づいただけでほめてあげるとか。

いきなり最終目的地にたどり着こうとするのではなく、1つずつ簡単なところからゆっくり段階を踏んでゴールに向かって歩き続けることが大事だと思います。

「自分が嫌いな食べ物をどうやったら食べれるようになるだろう?」

鳥さんの苦手を克服させたいと思うときには、そんな風に自分の苦手なものに置き換えて考えてみるというのもいいのかもしれません。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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