前々回からお話してきた、私の大きな夢。
「もういいよ」という声が聞こえてくるような気もしますが、今回が最後ですのでもう少しだけお付き合いいただければと思います。
3つ目の大きな夢は、鳥好きさんの繋がりを作るというものです。
前回、前々回の話と少し被りますが、やはり鳥好きさん同士の繋がりはとても大事だと思うのです。
以前、こんな記事を見かけたんです。
ハーバード大学は75年にわたり、「人は何が幸せか」ということについて研究を続けてきたそうです。
そしてその答えとして、「同じ志を持つコミュニティで頼り頼られ生きること」と結論付けました。
僕はこの記事を読んで、「あぁ、やっぱりそうだよね」って思ったんです。
心配事や悩み事があったときに相談する相手がいること、「とりあえずこの人に話してみよう」っていう頼れる相手がいることって、本当に安心できますよね。
いてくれるだけで心強く思うし、何かあっても乗り越えられる気がします。
また逆に、こんな自分を頼ってくれる人がいることも本当にありがたいなぁって思います。
大した知識も経験もないけど、それでも何かあれば相談してきてくれたりすると、「あぁ、頼ってもらえてるんだなぁ」なんて幸せを感じたりしますよね。
…って、別にハーバードのお墨付きがあるからってわけじゃないですけど、やっぱり鳥好きさん同士のコミュニティって大事だと思うし、とても価値のある場になると思うんです。
困ったことを相談する場として。
困っている人を助ける場として。
いろいろな情報、愛鳥さんと経験したことなど、様々なことを鳥好きさんの間で共有する場として。
単純に鳥さんの愛おしさについて語り合う場として。
鳥さんのことをすら関係なく、気の合う人同士で他愛のない話をする場として。
そういった会話ややり取りから気づきを得る場として。
そして、自分の愛鳥さんとの接し方をアップデートする機会として。
鳥好きさん同士のコミュニティは、鳥好きさんと愛鳥さんにとって大きな価値を生むと思うのです。
ただ、鳥好きさんの繋がりってなかなか生まれにくいと思うんです。
犬好きさんの繋がりであれば、日々のお散歩の途中で立ち止まって会話することで繋がりが作れます。
犬好きさんが集まるドッグランという施設もあります。
「うちの子、いたずらばっかりするんですけど、お宅の子はどうですか?」なんて、気軽に相談をする機会はいくらでもあると思います。
その点鳥さんは、まず家から出ることがありません。
ドッグランに相当する施設もなければ、鳥さんを連れての散歩なんて一般的ではありません。
「あの家は鳥さんを飼っている」ということすらまわりに気付かれないことがほとんどです。
実際私も、自分の家の近所で鳥さんと一緒に暮らされている方がどれだけいるか、まったく知りません。
きっと近所にも鳥さんと暮らされている方はいるんだと思います。
でも全然わからないんです。
せっかく鳥好きさんが近くにいるのにそれに気付けないとか、本当にもったいないなぁって思います。
そういった常識をちょっとでも変えていけたらと思います。
私が定期的にバードランオフ会を開催しているのも、「鳥さんは家から出ない」「鳥さんと一緒にお出かけする施設がない」という常識を少しでも変えたかったからです。
こういった本当に小さなことを少しずつ積み重ねていって、鳥好きさんの繋がりが広がるきっかけにできたらいいなって思います。
そしてその先に、鳥好きさんも、一緒に暮らしている鳥さんも、今よりももっとみんなが笑って幸せに暮らせる未来になるお手伝いができたらと思っています。
そういった未来が実現できるように、これからもいろいろな活動をし続けていこうと思っております。
もし興味を持っていただけたら、気軽に参加してもらえるととても嬉しいです。
※音声が出ますのでご注意ください