ヨウムの空ちゃんと一緒に外を眺めているときの様子です。
「あれ? 『ハーネストレーニングの道』というタイトルのくせに外を眺めてるって何事??」
「なかなかハーネス着けられないから現実逃避?」
そんな風に思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
ハーネストレーニングが嫌になって黄昏れているわけじゃないですよ。
こうやって外を眺めることも、列記としたトレーニングの一環なんです。
なぜなら、ハーネストレーニングを成功させるためには、お外を好きになってもらうことが必要だからです。
ハーネストレーニングを頑張って、ハーネスを着けられるようになったとします。
ハーネスが着けられるようになれば、「じゃあお散歩に行ってみよう!」となりますよね。
で、実際にハーネスを着けて、いざお散歩に行ってみる。
でも、慣れないお外の環境に空ちゃんはドキドキしっぱなし。
見たことのないもの。聞いたことのない音。
「ここは何?? 怖い!!」
お散歩は空ちゃんにとって楽しい経験どころかただただ怖い記憶にしかならないわけです。
そうなると、せっかく長い時間かけて着けられるようになったハーネスが着けられなくなる可能性が出てきます。
「ハーネスを着ける…ってことは散歩に行くってことなのかな」
「散歩って怖い思いをするだけだから嫌!」
ここから、「ハーネス→散歩→嫌」という三段論法が完成してしまう、つまり「ハーネス=嫌なもの」となってしまうわけです。
せっかくこれまで頑張ってトレーニングしてきたのに、努力が水の泡になってしまう。
それは避けたいというのもありますが、それだけじゃなく、単純に空ちゃんにもお散歩を楽しんでもらいたいという気持ちもあるわけです。
お散歩に行ったからこそ見れる景色、いろんな人との出会い。
家の中で過ごすだけではできないそういった経験は、インコさんにとって大きな価値になると思ってます。
空ちゃんにもそういったものを味わってもらえるように、たまにハーネストレーニングをサボってふたりで窓からの景色を楽しんでいます。
※音声が出ますのでご注意ください