突然ですが、私は小さな幸せに気付ける人でありたいなぁ…といつも思っています。
せっかく幸せに思えることが近くに転がっているのにそれには気付かず、そのかわりに「嫌だなぁ」ということばかりに目が行ってしまうのは、もったいないことだと思うのです。
例えば、美味しいものを食べたときには何も言わないのに、美味しくないと思ったときに「まずいなぁ」って言うのってもったいないと思うんです。
それよりも、美味しくないものを食べたときは(んー?いまいち?)と思いながらも口には出さず、そのかわり美味しいものを食べたときに人一倍「これ美味しい!」と言う。
この方が自分も幸せを感じられるし、一緒に食べている人も楽しいと思うんです。
私はいつも何を食べても「美味しい♪美味しい♪」って言っています。(細かい味の違いが分からない「馬鹿舌」の持ち主だからというのはナイショ)
他にも…
・気が付いたらたまたま青信号でずっとスイスイ進めた
・雨が降りそうだからと洗濯物を取り込み終わったところでちょうど雨が降り出した
・大きなトラブルに巻き込まれることなく、平穏な毎日が過ごせている
…といった感じで、ネガティブなことに目を奪われることなく、何気ない「よかった♪」と思えることを見落とさずにちゃんと拾って、その幸せを噛みしめられるような人間でありたいなぁと思うわけです。
鳥さんと一緒に過ごしているときも、その気持ちは大事にしたいなぁと思っています。
鳥さんがいい子でいてくれることって、ついつい見落としがちだと思うのです。
例えば、鳥さんに手からごはんをあげたときに…
・指を噛まずに上手に食べてくれたときには何も言わない
・ごはんと一緒に指を軽く噛まれたら「痛い!」と言う
放鳥タイムで…
・鳥さんがお気に入りの場所で静かにのんびりしているときには何も言わない
・鳥さんがイタズラをしているときに「コラー!」と言う
ケージの中にいる鳥さんが…
・まっすぐ下のトレイにうんちをしてくれたときには何も言わない
・うんちがおもちゃや止まり木、ケージ自体にかかってしまったときに「キャー!」と言う
そんなこと、あったりしませんか?
飼い主さんにとって好ましくないことが起きたときにリアクションをしてしまう。
その代わり、せっかく鳥さんがとてもいい子な振る舞いをしているのにも関わらず、そこには何も触れない。
それってもったいないことだと思うんです。
せっかく鳥さんがいい子でいるのに、それに気付けないことで、鳥さんはほめられる機会を失ってしまいます。
飼い主さんも「この子は本当にいい子だなぁ♪」と思える機会を逃してしまいます。
また、前回のブログで「飼い主さんのリアクションは鳥さんにとってのごほうび」とお話しました。
好ましくない行動に反応してしまうことで、その好ましくない行動をよりするようになる「間違った学習の機会」になってしまいかねません。
そういったいろいろな理由からもったいないことだなぁと思うのです。
そんなもったいないことをしないために、冒頭でお話した、「ネガティブなことに目を奪われることなく、何気ない良いと思えることを見過ごさずにちゃんと拾う」という考えが大事なんじゃないかと思うのです。
飼い主さんとしてはついつい鳥さんの問題行動にばかりに注目しがちです。
加えて、当たり前に幸せなことって気付きにくいものだったりします。
だからこそ、私たちが鳥さんの何気ない「良い」を見落とさないように意識する必要があると思います。
きっと鳥さんは私たちの気付かないところでいい子にしていることがたくさんあると思うのです。
小さいことかもしれないけど鳥さんがやっている良いことを見つけて1つ1つちゃんとほめてあげる。
そうすることで、鳥さんも飼い主さんもより幸せを感じることができるんじゃないかと思います。
※音声が出ますのでご注意ください
もしよかったら、今回のブログを読んでの感想をお寄せください。