うちのオオハナインコの花ちゃんですが、ここ最近、ちょっと私との信頼関係が崩れてきています。
って、花ちゃんが私を信用してくれなくなったわけではないのです。
私が花ちゃんを信用できなくなってしまった部分があるのです。
先日、放鳥タイムのときに、いつものように花ちゃんを肩に乗せていたんです。
すると、何が嫌だったのか花ちゃんが急にウゥーッ!という唸り声をあげました。
次の瞬間、花ちゃんは私の耳を噛んできました。
酷く出血することはありませんでしたが、噛まれたときの痛みはなかなかなものでした。
それからというもの、花ちゃんが私の肩に乗りたがっても、私はそれに応じることができていません。
「肩に乗せたからといって必ず噛むわけじゃない」
「きっとあのときは何かよっぽど気に入らないことがあったんだ」
そう思うようにしていますが、(また噛まれるかも…?)という気持ちがぬぐい切れず、花ちゃんを素直に肩に乗せる勇気が持てないでいます。
そんな私が今回お話したいのは、鳥さんとの信頼関係構築のお話です。
さて、「信頼関係」とは何でしょうか。
「信頼関係」とは、信じ合うことができる関係とか、頼りにし合える関係といった意味だと思います。
表現の仕方は様々ありますが、意味合いとして共通しているのは、「相手の存在が必要」ということです。
自分ひとりだけで信頼関係を作ることはできません。
信頼関係を作るときには、自分の他に相手の存在が必要なのです。
そして、どちらか一方だけが信用していても、もう片方が信用してくれないことには、信頼関係とは言えません。
「お互いに相手のことを信用している状態」
それが信頼関係だと思うのです。
鳥さんとの信頼関係も同じです。
鳥さんとの信頼関係を作ろうとするなら、お互いがお互いを信じられるようにならなければいけないのです。
そう考えると、私が花ちゃんとの間に信頼関係を築くためには、まず私が花ちゃんを信じてあげる必要があるということです。
「また噛まれるかも?」
「もう痛い思いをするのは嫌だな」
そんな風に考えて花ちゃんを恐れていたのでは、いつまで経っても信頼関係を築くことはできないのです。
私以外にも、これまでに愛鳥さんに強く噛まれて痛い思いをした方はいらっしゃると思います。
「昔めちゃくちゃ強く噛まれたことがあって、それが忘れられない…」
「またあんな風に噛まれるかと思うとちょっと怖くて一線引いてしまっている」
その気持ち、とてもよく分かります。
なんせ冒頭でお話した通り、私も花ちゃんにやられましたから。
そういった経験があると鳥さんへの恐怖心をなくすのは特に難しいかもしれません。
でも、「鳥さんを信じる」ということが、愛鳥さんとの信頼関係を作るためのスタートなのかなと思っています。
人間と鳥さんとの間に100%の信頼関係を作ろうとしたとき、半分の50%は人間側に委ねられています。
鳥さんとの信頼関係を少しでも高めるために、まずは人が鳥さんを信じることが大事なんじゃないかと思います。
私も怖がっているままではなく、花ちゃんを無理のない程度に肩に乗せて、ゆっくり信頼関係を築いていこうと思います。
※音声が出ますのでご注意ください
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