まだまだ寒い日が続いていますが、これから少しずつ暖かい季節に向かっていきます。
そんな時期に気になるのが、鳥さんの発情や産卵です。
というわけで、今回と次回の2週にわたって、鳥さんの産卵抑制について取り上げようと思います。
鳥さんの発情が気になる方、鳥さんの産卵がなかなか止まらなくて困っている方は、ぜひ今週と来週のブログを読んで参考にしていただければと思います。
1週目の今回は、鳥さんの産卵を抑えるための基本的な考え方についてお話しようと思います。
というわけで、早速お話を始めていきましょう。
さて、みなさん、現代の少子社会の原因は何だと思いますか?
どうも、隠れ社会派の羊です(キリッ)。
少子化の原因は様々あると思いますが、私はやはり、物価が上がって給料が上がらないという現状にあると思います。
モノの値段は高くなる一方です。
それなのに収入は一向に上がりません。
そんな余裕のない生活では、自分自身が生きていくだけでも精一杯です。
「責任持って子供を育て上げるられるか不安…」
「自分だけでも余裕ないのに子供を養うとか無理じゃね?」
「とりあえず自分だけ何とか生きていければいいか」
そのように、子育てに夢を持てない人が多くなっているような気がします。
そういったことが今の少子社会を招いてしまっているのではないでしょうか。
……さ、そろそろ鳥さんの話を始めましょう(エセ社会派の仮面を脱ぎながら)。
私がなぜ少子社会の原因について語ったかというと、ここに鳥さんの産卵を抑えるヒントが隠されているからです。
「今の生活に余裕がない。」
「自分が生きていくだけで精一杯。」
そう思う人が増え、子供を作ろうという思考が薄くなった結果、少子化に繋がっているわけですよね。
これ、鳥さんもおんなじだと思っています。
「今の生活に余裕がない。」
「自分が生きていくだけで精一杯。」
「だから、卵を産むために十分な体力がつけられない。」
「卵を作るための栄養も足りない。」
「子供が生まれたとして、子供に食べさせるごはんがない。」
「こんな環境、子育てに向いていない。」
「卵なんて産んでる場合じゃない。」
鳥さんにそんな風に考えてもらえたら、子供を作ろうという気持ちは薄まり、結果産卵は抑えられると思うんです。
では、「今の生活に余裕がない」と思うようになるきっかけは何なのでしょう。
人間の場合は、「物価ばかりが上がって収入が増えない」というものでした。
つまり、「実入りが少ない」という状況です。
鳥さんも場合も考え方は同じです。
鳥さんの場合の「実入り」って「ごはん」にあたると思うんです。
つまり、「ごはんが十分でない」という状況にすることによって、「生活に余裕がない」と思ってくれるようになると思うんです。
私はそういった考えから、鳥さんの産卵抑制には「食事量の管理」が有効な方法の1つだと考えています。
実際に、食事量の管理をしていることで、うちのトリちゃん(コザクラインコ)はもう何年も産卵をしていません。
鳥友さんの鳥さんの発情が進んだときも、私のアドバイス通りに食事量の管理をしてもらった結果、産卵に至らずに済みました。
他の鳥友さんの鳥さんは、産卵しだすと何十個と卵を産んでしまうような子でしたが、食事量の管理を取り入れたことで2個卵を産んだところで止まってくれました。
そういったこれまでの経験からも、「食事量の管理」は産卵抑制にある程度の効果を発揮すると考えています。
…と、ここまでの話を読んで、「じゃあうちもごはんの量を減らしてみよう」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはちょっと待ってください。
というのも、ただやみくもにごはんの量を減らせばいいというものでもないからです。
ごはんを減らす量はあくまでも鳥さんが「生活に余裕がない」と思えるレベルにとどめなければなりません。
減らしすぎて生きていくのに必要な最低限の量を下回ってしまったり、それがもとで栄養失調になってしまったりはいけないのです。
「生きていくために必要な量は維持しつつ、鳥さんに余裕を持たせないごはんの量」を見極めることが大事なのです。
この量の見極め方を含め、私がやっている食事量管理の方法については、次週詳しくお話させていただこうと思っています。
今まさに鳥さんの産卵に悩まれている方には申し訳ありませんが、具体的なやり方はもう少しだけお待ちください。
(「どうしても産卵を止めさせたいから、具体的なやり方を教えてほしい」という方は、”Contact”からご連絡いただければご回答します)
とりあえず今回は、
・鳥さんの産卵抑制方法は「現代の少子社会の原因」を考えることで見えてくる
・産卵抑制に大事なのは「鳥さんに余裕を持たせないこと」
・「食事量の管理」をすることで産卵を抑えることに繋げられる
…といった考え方のお話でした。
人間にとって少子化は深刻で誰も喜ばない問題です。
でも、鳥さんの少子化は、鳥さんの健康や長生きに繋がるハッピーな事柄だと思っています。
鳥さんの産卵を避けたい方は、鳥さんの少子化が進むための手段として、「食事量の管理」を取り入れてもらえたらと思います。
※音声が出ますのでご注意ください