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【急に来ました】オオハナインコの花ちゃんとの日々(第9回)

保護鳥との生活

どうも、ご無沙汰しております。
鳥月です。

突然のブログ休止から約3か月。
みなさん、いかがお過ごしでしたか?
変わらず鳥さんとの生活を楽しまれていましたか?

というわけで、本日からブログの更新を再開します!
更新頻度は以前より落として週1回になっちゃいますが、その分ちゃんとした(?)内容のものをお送りしていこうと思っております。
毎週月曜日のお昼の12:00に更新していきます。
憂鬱な月曜日の小さな楽しみとしてみなさんの心に寄り添うことができたら嬉しいです。

さ、久しぶりのご挨拶はこれくらいにして、今回のお話を始めていきましょう。

ブログを休止している間、私はいろいろなものに追われてバタバタとしつつも、鳥共に寄り添う生活を送ってきました。

そして、なんと、あの手に対して恐怖心をむき出しにしていたオオハナインコの花ちゃんが、信じられないほどベッタベタになりました。
下にある動画からベッタベタな花ちゃんの様子を見てあげてください。

これまでのブログを見てくださっている方はご存じだと思いますが、花ちゃんはケージ越しにも手を狙って噛みに来るような子でした。
なんとか手に慣れてもらおうと、ご飯の入ったお皿を手で持ってご飯を食べてもらったり、ご飯を手から与えてみたりしてきました。
それでもなかなか手に慣れてくれず、「来る?」と差し出した手を不審げにジッと見つめ、挙句の果てにガッ!と噛もうとする凶暴な姿は、1月26日付で公開したブログで晒されている通りです。
そのときのブログへのリンクを貼っておきますので、興味のある方は花ちゃんの凶暴さを見てやってください。

さて、手を見れば狙って噛みに来るような花ちゃんが、下の動画にあるようなベッタベタな子になった経緯ですが、ハッキリ言って突然来ました。

ブログ休止直前の2月2日の回で、コザクラさん用の小粒のペレットを手から優しく食べてくれるようになったということはお伝えしました。
その後も、小粒のペレットを手から優しく食べてくれるということは続いていました。
でも、だからと言って、差し出した手に素直に乗ってくるようなことはなく、なんなら差し出した手をガブッ!とする態度は相変わらずでした。

そんな日が何日か続いたある日、いつも通り手から小粒のペレットをあげたりしているときに、花ちゃんが急に片足を上げたんです。
その仕草は、「わたし、手に乗りたいよ」と言っているように見えました。
それまでにはほとんど見せなかった仕草に「えっ!?」と思いつつ、すぐに手を差し出してみました。
すると、これまでの花ちゃんの態度が嘘みたいに、めちゃくちゃ素直に乗ってきたんです。
それも「手」にです。
これまでは乗ったとして「腕」でした。
「腕」には乗れても「手」を出すと噛もうとくちばしをカァーッと開けたりする感じでした。
そんな花ちゃんが、何の抵抗もなく「手」に乗ってきたんです。

手に乗ってきてからは、もう何をしても怒らない子になっていました。
頭をカキカキしても、頭をナデナデしても、頭を手で包んでも平気です。
翼を触っても、翼を持ち上げても、その上で脇腹に手を突っ込んでも怒りません。
くちばしの前に指を出しても噛んできません。
噛んできたとしても完全な甘噛みです。
あざが残るほどに噛まれていたのが嘘のようです。

「花ちゃんの頭をカキカキできる日なんて来ないんじゃないか?」と半ば諦めていました。
でも、その日は本当に突然に来ました。

花ちゃんとの生活を始めたのが2022年12月17日。
花ちゃんがベッタベタになってくれたのが2023年2月14日。
その間、約2か月。

花ちゃんがなぜ急にこのように態度を一変させたのか。
その理由はまったく分かりません。
いつも通りのお世話をしていたら急にこうなったんです。

でも1つだけ、今回の花ちゃんの一件から分かったことがあります。
それは、「どんな鳥さん相手でも諦めちゃダメだ」ということです。

どんなに噛み癖が酷い子だって、どんなに荒鳥さんだって、諦めたら改善することはありません。
諦めず、鳥さんの気持ちを考えて考えて考えまくって、いろいろなことを試してみる。
そうすることで、1日に1mmでも鳥さんとの距離が縮まるんじゃないかと思うんです。

どうにも人に慣れない鳥さんに限らず、何らかの問題行動をしてしまっている鳥さんと暮らされている方。
諦めずに鳥さんに寄り添ってあげてください。
きっと今回の花ちゃんのように、急に態度を変えてくれる日が来ると思います。

…と、いつも何の科学的な証拠もなく、ざっくりとした私の想いのみで語ってる当ブログですが、今回ばかりは「手を狙って噛みに来る大型インコさんをベッタベタな甘えん坊に手懐けた」という実際に結果を出してしまっているので、今回ばかりは説得力があるんじゃないでしょうか(ドヤァ)

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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