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【鳥さんの噛み癖対策】噛まれても騒がない

問題行動

マメちゃんとまったりしているときの様子です。

インコさんってよく肩にとまりに来ますよね。
そして、肩にいると耳や首をガブッとやってきたりもします。
そのとき、みなさんはどうされていますか?
「キャーーー!」とか「いたーーーい!」って大きな声をあげていませんか?

確かに急に噛まれるとビックリするし噛み方によっては痛いですから、ついついそういった声をあげてしまう気持ちも分かります。
でも、噛まれたときにそういった声をあげていると、インコさんの噛み癖が余計についてしまう可能性があります。

噛まれて「キャーーー!」とか「いたーーーい!」といった声を出したときに、「ん? 噛んだら飼い主がいつもと違うテンションの声をあげたぞ?」とインコさんが感じることがあります。
この「いつもと違うテンションの声」をインコさんは「あぁ、飼い主は喜んでいるんだ♪」とか「聞き慣れない声が聞けて楽しい♪」と勘違いしてしまうことがあるのです。
このような勘違いが起こると、「噛むこと」=「いいこと・楽しいことが起こる」という認識になってしまい、その結果、「また噛もう」「もっと噛みたい」という行動に繋がってしまうのです。

そういった勘違いを起こさないようにするためには、大きく2つの方法があります。
1つは噛まれても何も反応せず普段通りでいること、もう1つはそもそも噛まれないようにすることです。

下の動画では私がマメちゃんに耳をガブガブされていますが、甘噛みのレベルなので好きなようにさせています。
このときに私が心掛けているのが、先ほど言った「噛まれても何も反応せず普段通りでいること」です。
マメちゃんが執拗に耳たぶを噛んだり耳の穴に顔を突っ込んだりしてきていますが、普段通りにしています。
話しかける声もいつも通りだし、特に手を出して何かをすることもしません。
「噛んでも何も変化は起きない」ということを学んでもらうことで、「なんだ、噛んでもおもしろくないや」という理解に繋がると思います。

甘噛みであればまだ我慢して平常を保つことができると思いますが、本気レベルの噛みだったり出血を伴うような噛みの場合は平常でいられないと思います。
そういう場合は、「そもそも噛まれないようにする」ことが大事です。
例えば、フードを被ったりタオルを巻いたりして耳や首を守るですとか、鳥さんが肩に乗った時点で退かせたり、そもそも肩に乗らせないようにするといったことをして、鳥さんが噛む機会を減らします。
噛まれなければ、噛むことで起こる変化を鳥さんが知ることもありません。
「耳を噛む感触が楽しくて噛む」という学習も起こりません。
飼い主さんも痛い思いをせずに済みます。

まずは「噛まれないようにする」、そして「噛まれても反応しない」、この2つを心掛けることで、インコさんの噛み癖は減らしていけると思っています。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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