コザクラインコのトリちゃんとまったりしているときの様子です。
こうやってインコさんが手に乗っていることを、私は奇跡だと思っています。
基本的に鳥さんって、人から逃げる生き物なんです。
鳥さんには人を打ち負かすほどの武器がありません。
そもそも(猛禽類等は除いて)鳥さんは肉食ではありません。
鳥さんにとって人間に近づくことにメリットはなくリスクしかないんです。
実際に、外を歩いていると、スズメもハトもカラスもある程度人が近づけば飛んで逃げます。
鳥さんはそういう生き物なのです。
インコさんにだってその生態は脈々と受け継がれています。
そう考えると、インコさんは「触れなくて当たり前」な生き物なのです。
インコさんがなかなか懐いてくれなくても、それは当たり前は話なのです。
「他の人はあんなにインコさんと仲良くしているのに、私はインコさんと仲良くなれない…」なんて、悪く考えることなんてないんです。
あなたにもインコさんにも落ち度も何もありません。
それが人と鳥との当たり前の関係です。
逆にもし、あなたのインコさんがあなたの手に乗ってくれるようであれば、それは本当に奇跡と言っていい関係だと私は思います。
人に近づくリスクを乗り越えるほど、インコさんがあなたのことを信用しているということです。
それって本当にすごいことです。
手に乗るだけでなく、カキカキさせてくれたり、手の上で寝てくれたり、ニギコロさせてくれたりすることは、奇跡を通り越して、もうなんて言い表すべきか言葉も見つからないくらいです。
自分を誇ってください。
そして、あなたをそこまで信用してくれるインコさんにたくさん感謝してください。
……と、いつもそれくらいの気持ちでいてください。
そうすることで、たまに素直に手に乗ってきてくれなくても、急に気が変わったようにガブッと噛んできたとしても、「あ、今日はちょっと気分が乗らないのね」と思えるようになると思います。
逆に、インコさんが言うことを聞いてくれたら、それは当たり前のことなんかではなく、とても素晴らしいことが目の前で起きたんだと思えて、幸福感がより一層高まると思います。
「インコさんに触れることは奇跡」という考え方を頭の片隅に置いておくことで、インコライフがより幸せになるんじゃないかなと思います。
※音声が出ますのでご注意ください