ウロコインコのマメちゃんのご飯をフォレイジングであげているときの様子です。
少し前のブログで、牧草を入れるだけの簡単フォレイジングを紹介しましたが、今回は「紙ストロー」を使ったフォレイジングです。
紙ストローは100均で売っています。
太い紙ストローもお店によっては100均に置いてあるかもしれませんが、私は見つけられなかったのでネットで購入しました。
紙ストローを適当な長さに切り、それをいつものご飯皿に入れるだけで、簡単にフォレイジングができます。
プラスチックのストローとは異なり材質が紙なので、安全の面でもオススメできます。
フォレイジングは、インコさんの鳥類としての欲求を満たし、「ご飯を探し当てて食べる」ということで達成感も味わうことができるということを、前回のフォレイジングのブログでお話しました。
それに加えて、フォレイジングには、「やることを増やす」という面もあります。
「忙しい鳥は幸せな鳥」という言葉を知っていますか?
また、「鳥には仕事を与えよ」という言葉を聞いたことはありませんか?
インコさんは、やることがあることでイキイキとします。
それは、インコさんが知能のある賢い生き物だからです。
人も同じですよね。
何もやることがないのは、最初のうちこそ快適と思うかもしれませんが、それがずっと続くと「退屈だ」「暇だ」「何か面白いことないかな」と思うものです。
それはやはり、頭が何かを要求するのだと思います。
ただ生きているだけでは満たされない。「自分は何のために生きているのか」を考えて、それが満たされたときに幸せを感じる。
それは知性ある生き物だからこその生態かと思います。
インコさんが「自分は何のために生きているのか」といったところまで考えているかはわかりませんが、少なくとも、ご飯を食べて生きているだけでは満たされないという気持ちは持っているように見えます。
放鳥タイムと分かればイキイキとした表情でケージから飛び出し、いろいろなものに興味を持ち、わざわざいたずらをしにいく。
ただ食べてのうのうと過ごすことを求める生き物であれば、あのような表情や行動は見せないと思うのです。
「忙しい鳥は幸せな鳥」「鳥には仕事を与えよ」というのは、賢いインコさんの生態を活かしイキイキと過ごしてもらうためには、やることが多い方がよいということを表現した言葉なんだと思います。
そして、インコさんのやることを増やす1つの手段がフォレイジングです。
フォレイジングによって、きっとインコさんの生活はイキイキと楽しいものになると思います。
今回ご紹介した方法も簡単に始められるものです。
興味があったらぜひインコさんに試してみてください。
※音声が出ますのでご注意ください