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【インコさんの気持ち】一番のごほうびは飼い主さんのリアクション

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想像してみてください。

「肩たたきします。1分ごとに100円お支払いください」
あなたはそんな看板を出して路上でお客さんを待っています。

しばらくすると1人目のお客さんが来ました。
「お願いします」と言ってあなたに背を向けました。
あなたは肩たたきを始めました。
そのお客さんは、肩たたきの最中、ずっと無言でした。
1分ごとに100円を払うときも、何も言わずにスッ…とお金を差し出しました。
帰るときもお金だけ払って、何も言わずに去っていきました。

しばらくすると2人目のお客さんが来ました。
「お願いします」と言ってあなたに背を向けました。
あなたは肩たたきを始めました。
そのお客さんは、「あああぁぁ♪ 最高ぉ♪」と気持ちよさそうな声を出しました。
1分ごとに100円払うときも、「気持ちいいわぁ♪」と言いながらお金を差し出しました。
帰るときもお金を払いながら、「ありがとう♪」と笑顔で言って去っていきました。

さて、みなさんはどちらのお客さんの方がバイトをしていて楽しいと感じますか?

…って、この妄想的な導入、久しぶりですね。
ちゃんと鳥さんのお話をしますので、もう少しお付き合いください。

さぁ、上の例え話、みなさんはどうお感じになりましたか?

「私はお金さえもらえれば別にお客さんがどんな人だって構わない」と考える方もいらっしゃると思います。
でも、やっぱり2人目のお客さんの方が、肩たたきをしていて楽しいとか嬉しいと感じるんじゃないかと思うんです。

お客さんのリアクションが聞こえることで、「あ、ここ気持ちいいんだな♪」とか「喜んでもらえてる♪」と実感できます。
「それならもっと喜ばせてあげよう!」なんてサービス精神が生まれたりするかもしれません。
「自分のやっていることは間違っていない♪」と自分のやっていることに自信が持てるようなるかもしれません。
そして、「ありがとう」という感謝の言葉と嬉しそうな笑顔は素直に嬉しいものです。
言葉や笑顔に金銭的な価値はありませんし、もらえる100円はあくまでも100円という価値です。
でも、感謝の言葉と笑顔には、お金には代えられない、心を満たしてくれる価値があると思うのです。

はい、お待たせしました。
鳥さんのお話を始めましょう。

「鳥さんがいい子でいてくれたとき、ごほうびをあげる」

これは多くの方がやられていることだと思います。
このときに、ぜひ、「すごいね!」とか「えらい!」といった声と笑顔も付け加えてほしいと思います。
というのも、飼い主さんがくれる言葉や笑顔は、鳥さんにとって最大のごほうびだと思うのです。

先ほどの肩たたきのお話も、どちらのお客さんもお金がもらえるという点では同じでした。
でも、「ありがとう」といった声や笑顔があった方が、肩たたきする側にとってもやりがいを感じたり、やっていて楽しいと思えたと思います。

鳥さんもこれとおんなじだと思います。

ごほうびとしておやつがもらえるのは鳥さんにとってもちろん嬉しいことです。
でも、それ以上に、飼い主さんの声や笑顔は鳥さんを幸せにするものなんだと思います。
だから、鳥さんがいい子でいてくれたときには、ごほうびと一緒にぜひ笑顔と「いい子だね♪」といった言葉をかけてあげてもらいたいなって思います。

…って、今回のブログで改めて「鳥さんに声をかけてあげてください」なんて言うまでもないことだと思います。
きっとすでにみなさんは、ごほうびをあげながら「いい子だね♪」「えらいね♪」なんて声をかけていると思います。
なんなら、ごほうびをあげるあげないに関わらず、普段から「可愛いね♪」「大好きだよ♪」といった声をかけていると思います。

それでいいんです。
それは本当に鳥さんにとってとても嬉しいことだと思います。

なので、今鳥さんに声をかけたり微笑みかけている方は、自信を持ってそれを続けてほしいですし、今後もおおげさなくらいにたくさん声をかけてあげてほしいと思います。
あまり声をかけられていない方は、ぜひ鳥さんと接するときに「飼い主さんの声や笑顔は鳥さんにとっての最大のごほうび」ということを意識してもらえたらいいんじゃないかなと思います。

鳥さんは人間とおんなじです。
自分が言われて嬉しい言葉を、ぜひ笑顔と共に鳥さんにもかけてあげてください。
そうすることで、鳥さんと飼い主さんの仲良し度がさらにアップするんじゃないかなって思います。

※音声が出ますのでご注意ください


もしよかったら、今回のブログを読んでの感想をお寄せください。


鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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