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【見えてきた極意】空ちゃんのハーネストレーニング(その8)

トレーニング

空ちゃんとのハーネストレーニングの様子です。
って、動画を見ていただいてもお分かりの通り、ハーネストレーニングと言いつつもハーネスを使っていません。
でもこれもハーネスを着けられるようになるための大事なトレーニングだと思っています。
今回はそんなお話です。

最近では空ちゃんにハーネスを着けられるようになったので、家のまわりを軽く一周お散歩に行ってみたり、ゴミの日に一緒にゴミ捨てに行ってみたりしています。
そうやってハーネスを着ける機会が多くなってきて分かったことがあります。

ハーネストレーニングのために一番大事なことは、「身体に触られることに慣れてもらう」ということです。
ハーネスを着けるためには、どうしても鳥さんの身体を触る必要があります。
それも、いつもカキカキしている頭とか耳回りとかではなく、翼や脇腹をがっつり触る必要があるのです。

鳥さんへの負担を少なくするために、ハーネスは素早く装着する必要があります。
ハーネスを着けるのにもたもたしていると、鳥さんも「何をされるんだ??」と不安になってしまいますし、よく分からない紐が身体のまわりにわちゃわちゃしている状態は怖く感じると思います。
不安や怖さを感じると、それがそのままハーネスのイメージに結びついてしまって、ハーネスが嫌いになってしまう可能性もあります。
そうならないようにハーネスは素早く着ける必要があるのです。

素早く着けるためには、がっつり鳥さんの翼や身体を触る必要があります。
翼を持ち上げてハーネスを通したり、ハーネスにねじれがないか確認するために脇腹を触らせてもらったりする必要があるのです。
ある程度成長した子供のように、「着替えるからバンザイして?」と言って素直にそれに応じてくれるような相手ならいいんですよ。
実際にそうやっていうことを聞いてくれる鳥さんも中にはいるんだと思います。
でもそう簡単にいかないことがほとんどだと思います。
そういうときは、こちらががっつり手で翼なり脇腹なりを触ってハーネスを装着していくしかないと思います。

また、上でも少し言っていますが、ねじれのある状態でハーネスを着けてしまうことはよくありません。
本来であれば平たくなっている部分がねじれてしまっていることで、ハーネスが身体に変に当たってしまって、鳥さんがハーネスを気するようになってしまったり、痛みや怪我、ストレスの原因にもなります。
想定通りの装着の形になっていないことで、ハーネスが外れてしまうという最悪の事態も起きかねません。
そうならないように、例えば翼を持ち上げたり、脇腹から背中にかけて手を通して、ねじれがないことを確認することが大事です。
そういった面からも、どうしても鳥さんの身体をがっつり手で触ることは避けられません。

それと、これは空ちゃんにハーネスを着けているときの様子を見て思ったことですが、ハーネスを着けていることには慣れましたし、ハーネスを着けての散歩やドライブは楽しそうにしている反面、ハーネスを着けることがいまだに好きではなさそうです。
「ハーネス着けるよ」って言ってハーネスを見せると、飛んで逃げたりします。
ハーネスを着けるときも、首を輪っかに通すことを嫌がりキャーキャー騒いだりします。
いやいやするように身体を動かすので、ハーネスを装着するために身体を固定する必要があり、そのためにがっつり身体を触ります(私の場合は抱きかかえちゃう感じです)。

こういったことから、ハーネスを着けるためには、身体に触られていることに慣れていることが大前提かな…なんて個人的には思っています。
身体をベタベタ触っても平気でいられる練習、翼を持ち上げても平気でいられる練習、脇腹を触っても平気でいられる練習というものがハーネストレーニングになっていたんだなぁ…と最近痛感しました。

いつかハーネスを着けて鳥さんとお出かけしたいと考えていらっしゃる方は、まずは身体を触っても平気でいてくれるような関係性を鳥さんと作ることを心掛けるといいんじゃないかなと思います。

※音声が出ますのでご注意ください

鳥月 羊

鳥月 羊

伴鳥家(はんちょうか)の鳥月羊です。 小型から大型まで4羽のインコさんと生活しています。 インコさんと一緒に過ごす中で、様々な困りごとを経験してきました。 そしてそれをいろいろな方法で解決して、今ではインコさんととても仲良く暮らしています。 これまでの自分の経験を活かして、インコ好きさんのインコライフをさらに楽しいものにしたい。 インコさんと「生涯の相棒」と呼べるような関係性をゆっくりと楽しんでもらいたい。 そんな気持ちで情報を発信したりイベントを企画したりしています。 「ずっと、いっしょに、生きていく」 生涯の相棒インコと寄り添える生活を愛鳥家さんと一緒にデザインしていきます。

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