ヨウムの空ちゃんと遊んでいるときの様子です。
インコさんは「こうしてほしい」といった要望を言葉で伝えることができません。
確かに、空ちゃんもそうですが、特に大型インコさんは「食べる!」などの言葉で自分の気持ちをアピールすることはあります。
でも、すべての状況で「あれしたい」「これしたい」と明確に意思を伝えることってできません。
そこで重要になってくるのが、飼い主さんがインコさんの気持ちを汲み取ってあげられる力です。
インコさんが自分の気持ちをハッキリと伝えることができない分、飼い主さんがインコさんの気持ちをちゃんと理解して、インコさんの要望を満たしてあげる。
これをすることでインコさんと飼い主さんの信頼関係は深まると思っています。
人同士でもそうですよね。
何も言わなくても自分の気持ちが伝わって、相手が自分のために何かしてくれるというのは嬉しいものです。
自分のことを分かった上で、自分のことを思いやってくれた証ですから。
インコさんとの関係でも同じことが言えると私は思っています。
インコさんが「これしたい」と思っていることをちゃんと理解して、それを満たしてあげることで、インコさんは幸せを感じます。
単純にやりたいが叶ったことが幸せということもありますが、それだけでなく「あ、この人、わたしのこと、わかってる」という気持ちがきっと芽生えて幸せを感じていると思います。
飼い主さんがインコさんの要望を満たせるようになるには、やはりインコさんの行動を日々よく見ていることが大事だと思います。
「この子はこれをやったあとによくあれをやるよね」とか、「これをするときはいつもここに行きたがる」とか、インコさんそれぞれに行動の傾向やルール、ルーティンみたいなものがあると思います。
それをどれだけ見つけることができるか、それが飼い主さんの腕の見せ所だと私は思っています。
ぜひみなさんも愛鳥さんの行動を予測して、「え、なんでわたしの気持ちがわかったの? さすがぁ♪」と思ってもらえる素敵な飼い主さんになってください。
※音声が出ますのでご注意ください